2003年9月23日〜9月27日


 9月23日から3泊4日の日程で「お手軽九州縦断ハイライト」というツアーに行ってきた。九州は以前、長崎に2泊し
たのみで、他の観光地は行ったことながなかった。今回は54800円という格安パックであったのですぐに飛びつい
た。

9月23日 千歳、羽田、鹿児島、指宿温泉へ

 出発は千歳集合なので朝4時半に士別を発ち、ひたすら高速道を走り、集合1時間前には到着した。今回の旅行は
たった14名の参加である。このくらいの団体がちょうどいい。ここで知り合いのTさんと再会する。まさか一緒の旅行に
参加とはお互いにビックリ。彼は最初から最後まで酒を飲んでいたなー。

 9時発JL504便(B777)で羽田に向う。この日は天気が良く、機長が所々で観光案内をしていた。このような放送
も珍しい。降りて直ぐJAS575便(MD81)に乗り換えるが、乗り換え時間30分という短さは沖縄旅行で石垣行きを
待たせた以来である。あの時は直接、飛行機から飛行機への乗り換えだった。

  
  千歳のB777いい面構えだ      隣にピカチューが駐機していた  さすが777ともなると主翼はデカイ

 鹿児島へは羽田から太平洋岸に沿って飛行し、高知、宮崎、鹿児島というル
ートをとったようだ。宮崎からどんどんと高度を下ろし、右手に霧島連峰が見え
始めると右へ、左へと急旋回の繰り返しである。

 このような着陸は今まで経験したことのない降り方である。山が近くなのでこ
のような方法とっているのかなと思ったりしている間に無事着陸。

 この空港は以前にはもっと鹿児島市内寄りにあったらしいが、桜島の火山灰
を避けるため現在位置に移動したということである。そのため鹿児島市内へは
1時間以上かかるようになったという。ローカル空港にしては珍しく、ひっきりな
しに離着陸している空港である。
        鹿児島空港
 鹿児島空港に降りて直ちに観光が始まった。まず最初は空港近くのチェコ村・バレルバレーの見学である。いわゆ
焼酎工場であるが、なぜ焼酎工場がチェコ村なのか、いまいちわからない。

確かにチェコ風の建物
があった。
焼酎工場内部
昔はこのように作ってい
たとか
見送りの案内人にチェコ
人がおりました

 次に見学したのは霧島神社。先ほど飛行機から見た山並みの中に、このような立派な神社があるとは・・・・・。鳥居
から結構、高い所に神社があるので、そこまで歩かされるのかなと思ったら本殿近くまでバスが行ってくれたのでホッと
した。口、手を清め、気持ちよく参拝する。

  
   大きな鳥居の霧島神社           本殿も手入れがよい       社務所にはいろいろなグッツが

             
             これが「君が代」に出てくる「さざれ石」とか          立派なご神木

 以上で本日の見学は終了。バスは途中、喜入石油基地を横に見ながら、ひたすら指宿温泉へひた走る。今日の宿で
ある「指宿ロイヤルホテル」へ5時頃到着。女組は直ぐに指宿温泉名物砂湯へ行く。私は風呂は5分位しか入らない
のに、何も千円も支払うことはあるまいと思い、砂湯はパス。

9月24日 長崎鼻、知覧、かるかん工場、仙厳園・尚古集成館、阿蘇内牧温泉へ

 昨日は女組だけ砂湯に行ってきたが、男組はホテルの内湯で終わらせる。今日は指宿から阿蘇までの行程で、最
初に長崎鼻へ向かう。長崎鼻は薩摩半島の突端にあり、長崎でもないのに、この名が付いたのは諸説紛々あるらし
い。

長崎鼻
  
  晴天で大隅諸島を遠望できた        開聞岳をバックに          観光地らしく土産店がずらり

 長崎鼻では白蛇をも見たことで、これから金運がつくかも・・・・。また、おばさんが両耳にハイビスカスの花を刺してい
るのを見て、笑えた。内心どうみても花の方がきれいだなと思った。

 次の見学地は九州最大の湖、池田湖を右手に見ながら知覧へ向かう。知覧はお
茶の産地で有名だが、その他に武家屋敷(石庭)や第二次大戦時に陸軍の特攻隊
の出撃基地でも有名だが、我々は武家屋敷の通りと特攻平和会館を見学した。

 知覧に入ると道の両側に石灯籠がずらりと並んでいた。(左写真)この灯籠は特攻
隊員全員分の基数が建てられているとの説明であった。

 知覧基地から439名の特攻隊員が飛び立って、沖縄に向かい、帰らぬ人となった
という。戦争とは悲惨なものである。彼らは確実に死ぬということで出撃したわけで、
若い命を国に捧げたということは否定しないが、もっと悲惨な死に方をした人々もい
ることを忘れてはならない。原爆、空襲、沖縄の地上戦、引き上げ時等で亡くなった名もない何十万人の民間人は遺書
も書くこともできなかった。

 武家屋敷は現在も人が住んだ状態で保存されている。そのため、どの家も中を覗かれない?ようにぐるりと垣根を巡
らせていた。庭の方は有料なのでその辺をぶらぶら歩いて時間をつぶす。

 知覧を見学した後、鹿児島市内へ戻り、仙厳園・尚古集成館を見学する。仙厳園・尚古集成館は磯庭園
ともいわれ、19代薩摩藩主・島津光久が17世紀半ばに別邸として建てたもの。鹿児島湾の風景を取り入れ、噴煙を上
げる桜島を背景とした雄大な趣の純日本庭園です。隣接する尚古集成館は、29代藩主・島津忠義が西洋にならって作
られた日本最古の本格的西洋式工場建築物。石造りの建物内に島津氏や薩摩藩に関する多くの史料が展示されてい
ました。

9月25日 阿蘇・草千里、熊本・水前寺公園、長崎市内観光へ

 今日は阿蘇から途中フェリーを乗り継ぎ、長崎までの日程である。ホテルを出て最初は草千里へ向かう。阿蘇山
へ向かう道路は何本かあるらしいが、すべての道路は舗装されており、快適な乗り心地である。またバスの窓からの景
観も素晴らしい。


 次に阿蘇から熊本市内へ向かい、水前寺公園を散策。この公園は細川家ゆかりの御
茶屋に設けられた庭園で、阿蘇の伏流水を利用し東海道五十三次をあしらった日本庭園
で17世紀に完成した桃山式回遊庭園となっているとガイドの説明。

 このような庭園は北海道ではまず見ることができない。歴史的に見ても明治以降ようや
く、開発されたまだ歴史の浅い北海道では到底作ることができなかったと思われる。また
半年も雪に閉ざされる地域的な影響もあるのかも知れない。

 熊本は水前寺公園のみの観光で次の見学地長崎に向かう。これで国道かと思われる細
い道をたどり、長州港に到着。ここからフェリーに乗り換え、向かい側の国見町の多比良
港へ短い船旅を楽しむ。途中、雲仙普賢岳を見たが、あいにく雲が低くたれ込めていて山
全体を見ることはできなかった。

 改めて地図を広げてみると長崎は天然の良港ということがよくわかる。出島でオランダと
交易があった当時、乗組員はあの入り江に入るとホッとしたに違いない。現在はぐるりと
三菱重工の造船所があって、火災事故を起こした客船の艤装が盛んに行われていた。

長崎市内観光

  
駐車場のすく脇にあった旧上海銀行の建物。ヨーロッパ風の石造りで一見の価値あり。

 長崎は10数年前に一度観光に行ったことがあり、今回で二度目の観光である。前回は
長崎2泊、高知2泊、東京2泊と行き当たり場当たりの旅行であった。夫婦二人でリュックを
背負って特急ツバメに乗ったり、新幹線に乗ったり、当時はまた1本しかなかった本四架橋
を特急南風で渡ったり、乗り物オタクとしては最高の旅行だった。おまけに高知空港と関西
空港を30分で飛んでジェット機での最短飛行も経験した。そうそう、あの時お母ちゃんは長
崎で風邪を引きました。

 しかし今回の旅行で街並みが結構、変わっていているのに驚いた。とくに長崎駅が改築さ
  グラバー園入り口   れて駅前ががらりと様変わりしていた。観光地はほとんど変わっていていないようだが、平
和公園から刑務所の跡地が出てきたという説明を受けると少しは変わっているらしい。

 今日の宿泊は市街地の反対側の稲
佐山中腹あるホテルで、ここからの眺
望は素晴らしい。

 とくに夜景は見事である。仲居さんが
わざわざホテルの屋上まで案内してく
れるほどであった。しかし、まだ見たこ
とがないが神戸はもっときれいだと聞い
たことがあるので、次回、是非行ってみ
たいものだ。
     稲佐山観光ホテル           稲佐山山頂を望む


               このホテルは夜景を見るのには最高のロケーションである

    夕食に出された豪華版のしっぽく料理。結局は全部は食べられなかった。勿体ないというのが感想

9月26日 柳川ドンコ舟下り、福岡空港〜千歳空港へ

 今日はホテルを出発して一路福岡県の柳川市へ向かう。柳川では柳川ドンコ舟の川下りということで掘割りを半周
する。説明によると柳川は太古の昔、潮が満ち引きする潟だった。しかし、有明海は干満の差が激しく、満潮時は海面
下になるので、矢部川やその支流に井堰をつくり、掘割を通して水を引き込み、農業用水や生活用水を確保したそうで
す。現在はその一部が観光地として残っているとのことである。

 船頭さんが櫓をこぎながら周りの風景を、楽しく説明してくれたのだが、大きな声で説明したり、歌を歌ったりすると近
所迷惑にならないかと一寸心配でもある。

 船を下りて柳川名物のウナギのセイロ蒸しを食する。蒲焼きよりもあっさりとした感じである。その後、松涛園・西洋
館を見学し、福岡空港へ向かう。

  
 財布を忘れたTさんがパトカー   柳川へ向かう途中の吉野ヶ里遺跡       柳川ドンコ舟
 に届けてもらったPA

 その後、福岡で土産物屋に寄って福岡空港に到着。15時15分発のJAS885便で千歳まで直行する。機材が遅れ
たため若干出発が遅れたが、18時前には千歳に到着。この日は疲れているので、いつものアーバンホテルで1泊して
帰宅する。

 九州を鹿児島から福岡まで縦断したがそれほど広いとは思わなかったのが実感である。通過しなかった県は大分県
と宮崎県の両県であるが、高速道で比較すると士別から室蘭までと同じ位の距離なので、さすが北海道は広いんだなと
感じた。反面、ビックリしたのは気温差で、確実に10度以上の差はある。久しぶりに汗をかいた。

 また九州へ行く機会があれば今回の旅行で行けなかった大分県、宮崎県を訪ねてみたいものである。

ーおわりー 

付記 福岡空港

  
千歳行きのMD81。ゲートが端から端へ変更され走り回る。 福岡空港は大きい。9番のブリッジが見える
  
      搭乗機の横にJEXが駐機                 いよいよ千歳へ向けてテイクオフ
  
       Vを通過して上昇へ                   ぐんぐん高度を上げていきます
  
離陸上昇が終了して右へバンク。結構、深いバンク角でした。福岡空港は市街の中にあることがよくわかる。

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