●2002年6月13日 第1巻配本 6月20日 第2巻配本
創刊号はいつものパターンで400円の格安。次回からは1000円で続くのがいつものパターン。
本の中身はカティサークに関する記述と組み立て用のピースが入っています。しかし、あまりにもピースが少ないと思 いませんか。これで1000円とは少し高いと思いますが・・・・。最初からキットを買えば3万円くらいから市販されていま すが、今回のように1週間で少しずつ組み立てるにはちょうどいいのかもしれません。付録のことで扶桑社へ電話をかけ たら、一応96巻で完成だそうです。9万6千円の買い物です。96週というと16年の3月に完成ということになります。 気の遠くなるような話です。挫折する公算大?
しかし、時間だけはタップリとありますので、とにかくやってみることにする。また手のリハビリにもなるし、ボケ防止にも なるかもしれない。「昔は体力と笑顔で乗り越えたんだ」というCMではないが、組み立てに関してはプロ並みの腕前だっ た。(自慢)
これが2冊分の組み立て結果です。組み立てには10分とかからなかった。材質はベニヤ板で船首部分の組み立てで す。本の大きさから考えるとキールは3〜4分割されてる様で、写真でもわかるように接続部分が何となく頼りない感じが します。カットの精度はよい方でしょう。キチッと組み合わせられるので、これからの組み立てが楽しみです。
●6月27日 第3巻配本 7月4日 第4巻配本
あいも変わらず部品数は少ない。あっという間に組み立て終了。今回は2番目のキールを接着する。接着部分には心 配していた補強材があり、これでしっかりと結合したようだ。接着は必ず水平を取らないと曲がった帆船になるので注意 が必要だ。
ここまでの写真を見ると「明和電機」(知っている?お笑い系です)の魚の楽器を思い出しませんか。弦を張って楽器 すれば面白いのができそう。
●7月4日 第5巻配本 7月11日 第6巻配本
前部のフレームがこれですべて揃いました。甲板も1/3まで揃いましたが、まだ接着まではいかないようです。甲板は 微妙にカーブしているので接着時はおそらく湿らせてから接着するのでしょう。
7月11号には定期購読者向けに望遠鏡と名前入りの台座をプレゼントする案内(写真左)が入っていました。さっそく 本屋へ行って手続きを済ませました。本当にこれでもらえるかが心配です。また、バインダーをゲットするため、せっせと シールを集めています。それにしても「完成までの道のりは遠いなー」という感じです。
ダイキャスト製のボートが2艘に増えました。
●7月18日 第7巻配本 7月25日 第8巻配本
船尾までのキールが出来上がりました
●8月1日 第9巻配本 8月8日 第10巻配本
甲板上のヤスリは平形と丸形の2種類。結構使えそうです。
●8月29日 第11巻配本 9月5日 第12巻配本
1週間お盆休みで少し間が空いてしまったが、部品は相変わらず少ない。それでも甲板、フレーム、キールがすべて揃 って船体の全体像が見えてきた。
右写真は鶏小屋だそうで、部品としては手前のブロックを白く塗って小屋ということだそうです。誰が見ても小屋には見 えませんので、後のような鶏小屋を自作しました。幅25ミリ、高さ8ミリ、奥行き7ミリという制限の中でよくこれだけの ものを作れたものと自画自賛しています。手が震え、痺れているのによくここまで作りました。拍手!
材料は何だと思いますか?。なんとアイスキャンデーの棒です。これで実物に少しは近づいた感じです。これに屋根 は茶色、そのほかは白色に塗れば一層映えることでしょう。
ところで当時の帆船になぜ鶏小屋があったのでしょうか。それは残飯を与えて新鮮な玉子を取るために飼っていたそう です。食糧が尽きれば鶏も食べることができるという一石二鳥だったわけです。残飯整理のため豚を乗せていたという 話もあります。長い航海ですから新鮮な食材が必要不可欠だったのでしょう。
甲板を張り終えました
●9月12日 第13巻配本 9月19日 第14巻配本
待ちに待った望遠鏡が届いた。色収差もなく結構使えそうだが、結局は飾りで終わりかも?。今回は船首と船尾の整 形材を張り合わして終了。今回も鶏小屋に凝って、できるだけ実物に似せようと思い、作り直しをしたが柵の間隔が不揃 いなのでもう一度作り直しを予定している。時間はタップリとあるのだから・・・・。
ケース付き望遠鏡 マスト受けも接着したので帆柱の代わりに箸を立ててみました。 下の写真が実物の写真。似いてるかな?
●9月26日 第15巻配本〜10月24日 第19巻配本
しばらく放っていたカティサークを久し振りに手を入れた。この1ヶ月間はキャビンだの鶏小屋の再配布だの小物ばか りで、あまり制作意欲が沸かなかったが、そろそろ手を付けないとパーツが貯まる一方なので、3日間で一気に条板をあ るだけ貼り付けた。なお、そのキャビンは作り換えを考慮中。
条板を貼るためには船首と船尾のフィラー(詰め物)の整形をしなければならないので、制作の第一段階はこのフィラ ーの整形から始める。昔、ソリッドモデルを作った経験があるので、このくらいは朝飯前。不足分のフィラーも付け足した が、削っているあいだになくなってしまったので必要なしというところか。
船尾、船首は少しフィラーを足した。条板の厚さまで削り込むのが肝要です。船尾の最上部はぐるり と条板を2段分回し、貼り付けました。水に浸すと簡単に曲がるようだ。条板は白肉が曲げやすい。 船首はキールまで削り込んでいます。これに条板を貼ることによりキールの元の厚さになります。
ここまで進みました。条板の繋ぎは斜めにカットして張り合わせています。 フレームの6、7番目は要注意です。カットは正確というのを信じた自分が悪い。 とにかく上下の寸法がおかしいと気がついたときはこのときですから・・・ 条板は中央部から張っていき、不足分はその都度、繋いでいくと貼りやすいようだ。
ここまでくると一応、船の形になってきたが貼り付けた条板を見るとフレームの設計が悪いのか波打っているがわか る。とくに飛び出している6,7フレームの上下部付近がひどい。いずれ整形時に削るつもりでいるが、もしかすると条 板の厚さを越える修正が必要かも知れないので補強材を使用して内張をあらかじめ貼り付けておいた。これでいくら削 っても大丈夫だろう。一週間毎に糊付けした欠点がここにきて、出てきたようだ。とにかく設計図が欲しい!
条板は最初、説明書通り釘で固定していたが、整形時に邪魔になるので途中で全部抜いてしまった。従って仮止 めは画鋲で済ませている。しばらくは条板ばかり送られてくるのかな?
●10月31日 第20巻配本
19巻目から条板貼りが本格化してくると、貼るのが面白くて思わず19巻目をもう一冊書店に買い出しに出かけた。 しかし、今回の20巻目の条板を合わせても全部を貼る本数には若干不足したので、補強材を継ぎ足しながら一応外板 貼りは今回で全部終了した。
次に船殻の整形を半日掛けてスリスリをしたが、一応見られるところまで出来たので、あとは暇を見つけて細かい修 正をする予定。ここまで制作すると3週間以上は先行した感じである。
条板の貼り付けは画鋲で固定した。船尾の貼り付けもうまくできた。 船尾の曲げはお湯に浸して手で無理せず曲げると良く曲がりました。 条板の繋ぎ方は和服の襟のように両方を少しカットして重ねて張り合 わせるといくら削っても継なぎ目が目立ちません。
整形後の船殻全体 思ったよりきれいに出来上がった。 20巻目から条板の材質が変わったようだ。工作しにくい材質だ。 説明書の写真に載っていた条板がこのタイプであったということが
わかった。
6,7番のフレームが狂っていて、条板を貼り付けたら波打っていたのもうまく修正できた。誤差は条板の厚さ以内で あったのが幸いだった。ペーパーがけで重宝しているのは「板付きかまぼこ」の板を利用すると整形作業がうまくいく。 かまぼこは口へ、板はスリスリという一石二鳥というわけです。
●11月7日 第21巻配本 11月14日 第22巻配本
ここまで制作すると昔、RC飛行機を制作していた頃の思い出が頭をよぎった。それは整形
後の船殻は大小の凹凸が残っており、それを修正しようと思い立った。穴埋めには市販のものがたく
さんあるが、私はいつもベビーパウダーとクリヤーラッカーを混ぜて凹凸を修正している。
この方法はスリスリが簡単なため、修正が楽なのでいつもこの方法を採用している。三十数年ぶりに
昔を思い出しながら塗ることにした。
分量はパウダーとクリヤーラッカーを半々にして、シンナーで適量入れて薄め、船殻全体に塗る。乾く
と右写真のように真っ白けな船殻ができる。これを細かいペーパーでスリスリすると見事にきれいな船
殻が出来上がる。本来は化粧板を貼るのでここまでやる「必要なし」というところだが、暇に任せて
ここまでやってしまいました。
ついでにクリヤーを1回塗るとピッカピカです。あちこちにパウダーがついていいるところが凹んでいた
ところです。このあと水ペーパーをかければ言うことなしです。
どう見てもここまでするのはやり過ぎの感がありますが、下地がしっかりしていると、あとの制作が楽になることを考え るとあながちこれでもいいのかとも思うが、やはりやり過ぎかな?。
船殻はしばらくこのままにして鶏小屋と船室の制作に精を出す予定。
●11月21日 第23巻配本
今週号も来週号も条板ばかりで作業は遅々として進まないようだ。すでに船殻に条板を全部貼り付けているので、し ばらくは暇かと思ったら、面白い作業を見つけた。
それは先週の初めにバインダーが3冊届いた。今まで積んであったマガジンを整理したら19,20号の見開きに簡 単な設計図が載っているのを発見した。今まで全く見ていなかったので、まさかこのようなものが載っているとは思いもよ らなかった。もう少し早く気が付いていればと思ったが後の祭りである。できればもっと早い号に載せてもらいたかった。 そうすればフレームの修正も簡単だったろうに・・・・・・・。
とにかくこれの原寸大のものを作るべく拡大コピーを取り、それを元に船殻の修正をした。今回はその修正の一部始 終である。
コピーしてわかったがこのキットは少し太っているのかも知れない。横幅に合わせると全長が伸びるし、全長に合わせ ると横幅は狭くなることがわかった。従って断面図からゲージを作る倍率(260%)と全長(3分割でコピー)の倍率(24 3%)を変えてコピーした。
これが19巻と20巻目に載っていた設計図 拡大コピーで原寸大の設計図を作成
設計図からゲージを作成。カーボン紙を利用して白厚紙に転写して作成した。
ゲージを船殻に当てると、ほとんどの断面で狂っていることがわかった。前から気が付いていたのだが、中央部の断面 は下ぶくれであることがこのゲージでもわかった。現状でもかすかに下ぶくれであるが、これほどふくらんではいないの で、今回はこの部分の修正をやってみた。条板は1回分余計に購入していたので不足することはない。
ゲージを当てたらこれだけの隙間があった。
本来はフレームを修正すべきだが、バラすのが面倒なので条板を重ねてスリスリで修正することに決定した。冗談で 前回クリアを塗ったが、化粧板を貼る関係で、全体をペーパーがけをして条板を貼り付けた。
いつものパターンの画鋲止め 今回の条板はスリスリしずらかった。材質
が段々悪くなってきている感じである。
今回はここまで。一応思った形にはできたと思う。
●11月28日 第24巻配本 12月5日 第25巻配本
船室の組み立て
今まで積んであった船室のパーツが揃ったので、ボツボツ作り始めた。船室の形状については諸説紛々らしいので、 とりあえずはグリニッチにあるカティサークの写真を探したところ、ヤフーの掲示板をたどって何枚かの写真を見ること ができた。同好のHPの情報は有り難いものである。
その中の写真でわかったことはキットの屋根のRは少しきつすぎで、実物は平面に近いものであることがわかった。イ マイのプラモデルがよく似ている感じである。また庇が少し出ていることもわかったので、その写真を参考にして組み立 てることに決心した。
キットの屋根は庇がないので内壁の高さまで 削った後のできあがりであるが、上部は内壁に
削った。この後、庇の付けた屋根を作る予定。 合わせたため少し寸詰まりになった。後2ミリは
欲しかったが後の祭り。
ベニヤ板や条板をそのまま使用すると厚さがとても厚くて見栄えが悪いと思い、それぞれスリスリして
厚さの調整をした。右写真の条板、ベニヤの厚さと比較して約半分以下まで削り込んだのがわかる。
このようなキットの部品は規格品を使用することが多く、実物に似せようとしても厚さが規格品のため、合わない場合 が多い。航空ベニヤには1ミリのもあるが高価である。今回も配布品の厚さをそのままに制作したらやたら彫りの深い 面になるのは目に見ていたので調整してみた。これでも厚いくらいだと思っている。実物の写真を見ても2層目の装飾面 も家具の装飾を見てわかるが、こんなに厚いはずがないし、柱も条板の厚さほど外側に飛び出してはいないはずであ る。
今回は屋根のRを緩やかにし、2,3層目の厚さを変更して作成したら、少しは写真に似てきたかなという感じである。 この後、表面をきれいにして着色し、屋根の制作に入る予定である。
当地ではこのような材料店は1軒もないので、失敗すると取り返しのつかないことになる。今回も削りすぎてしまった箇 所があるが、素人工作なのでこのままでいこうかなと思う。 ☆☆航海(後悔)先に立たず☆☆
材料といえばキャンデーの棒くらいしかない田舎ではやり直しは難しいものがある。
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