2008年4月15日

 以前から一度は見たかった江戸東京博物館を上京した折に見物してきた。両国駅を降りると、目の前にその偉容を
見ることができた。近くに寄ると、その建物の大きさにビックリ!。開館直前だったので入り口は修学旅行生で一杯であ
った。こちらは杖を持っているので、即エレベーターへ案内されて入場することができた。

 このあと6Fの常設館まで上がってじっくりと展示物を見ることができた。このような立派な博物館を建てることができる
のはやはり東京のような大都市でなければ無理だと納得。以下、館内の展示物の一部を写真に撮ってきたので感想と
共に公開しました。
    
            博物館のデザインは余り好きではない        今は懐かしい鈴木都知事


アクリル板で作った案内板(とてもきれいでした)

  
          実物大のお江戸日本橋             朝日新聞かと思ったら朝野新聞でした

  
   江戸時代の商家風景。こんなに道幅が広くて                家康公の座像
   人が多かったのか疑問である。おまけに道路
   は未舗装なので土砂降りの日は穴ぼこだらけ?

  
               町並みの屏風絵                 いなせな火消しのお兄さん

  
    火事と喧嘩は江戸の花というけれど、このような消火器(竜吐水)では水鉄砲に毛の生えたものに
    違いない。もっぱら家を壊して消したようです。西洋の石の文化とは違い、紙と木の文化は火事には
    弱いようです。
    
         上水井戸まで木製です                 さしもの職人

  
絵双紙屋さん。版が刷り上がる工程を展示してありました。

  
べか船と帆掛け船(この船ではあまり切り上がることはできないと思われます)

   
三越の前身。当時としても相当大きかったらしい。

  
歌舞伎の中村座
  

明治時代の東京

  
文明開化を彷彿させられます
  
当時の銀座4丁目界隈

  
お茶の水界隈?ニコライ堂(右)

昭和時代の東京

  
この時代あたりから見覚えのある展示物がずらりと並んでいました

  
これらの自動車もすべて見覚えがあります

    
             ミズーリ号で調印した降伏文書          ジェット気流に乗せて米国を
                                         爆撃した風船爆弾(紙製です)

  
紙と木で作られた日本家屋はこのような焼夷爆弾で十分だったようです

  
小さい頃、防空頭巾を被った経験があります

山本寛斎の特別展

 開館15周年を記念して行われる同展では、日本の伝統文化を見つめ、日本人が培ってきた美学を探求するというが、
この博物館には似合わないような感じでした。

  
常設館の賑わいに比較して誰一人おりませんでした


おまけ 東京国立博物館の薬師寺展

 江戸東京博物館を見終わって、今度は東博で行われている薬師寺展を見に行く。以前、薬師寺で日光、月光の両菩
薩は正面から見ているだが、今回、光背を外した後ろ姿を見られるということで、JRを乗り継いで上野まで引き返す。

 博物館では入り口から展示館までぞろぞろとひっきりなしに人波が続いていた。平日なのか爺ちゃん婆ちゃんばかり
の人波である。(自分もその一人)会場は押すな押すなの盛況であったが、菩薩の後姿を見る人はあまりいなく、じっくり
と見ることができた。感想は当然ながら手抜きはなく、肩から腰にかけて艶めかしくもあった。これで念願の後ろ姿を見
ることができたので、心置きなく安心して帰ることができた。

  
会場内は撮影禁止なのでポスターのみです

パンフレット

  
博物館前には見事な椿と桜が咲いておりました


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