4月〜6月
2009年04月09日


まだ春遠からじ

 東京では桜が満開だというのに、当地は未だに雪景色満開状態。道内は場所によっては昨年より早く積雪が無くなったところもあれば、ご覧のような地域もあり、今年の雪解けはまだら模様といったところです。

 これだけの雪があればまず農家にとって水不足と言うことはあるまい。この状態でも、しばらくすると雪も消え、いろいろな花が一斉に咲ほころび始めてポカポカ陽気になるだろう。確かに最近は気温もマイナスの世界に入る時間が随分と少なくなってきたようだ。

 日中の気温が10度を超えれば自転車を引っ張り出して、天塩川の堤防を走り回るのが楽しみである。あと1週間もすれば走れるようになるに違いない。
 
  ところどころに土が顔を出し始めています    アメダス観測機器の土台が見えています

北帰行に乗り遅れたかな

 久し振りに白鳥を見に行ってきた。時期的に本隊はすでに北へ飛び立ったと思われるが、未だに古川で休憩している渡り鳥の集団が居残っていた。恐らく餌をくれるので居残っているに違いないと思うが、近くの田んぼでも盛んに落ち穂を啄んでる白鳥の一団がいた。

 早くシベリアに行かないと子育てに適したいい場所は取られてしまうような気がしないでもないが、間もなくこの集団も北へ向かって飛び立っていくと思われる。秋になったらまた元気に戻ってきて欲しいものだ。ただし鳥インフルエンザのおみやげ付きだけは御免被りたい。
 
白鳥とオナガカモが仲良く休んでいます。この日はカモがが一杯で、白鳥は数羽しかいません。

2009年04月17日


まだまだ雪が降ります

 朝起きるとあたりは白一色の雪景色にビックリ。昨日まで雪解けがドンドン進んで積雪は丁度1週間前にゼロになって、ようやく春めいた気分になっていたのに一体今日の天気はどうなっているのだろう。

 確かに5月に入っても遅霜や降雪があるのだが、さすがに今日の降雪には少々驚かされた。恐らく2センチ程度の降雪だと思うが、しかし、夜が明けると雲ひとつ無い快晴で、日が照り始めると瞬く間に融けてしまった。春の淡雪とはまさにこのことを言うのかも知れない。

 積雪状態
  
 日があたり始めて1時間後
  
 おまけに今日の最高気温は久し振りに10度を超え、外で日に当たっていると「ざぶたネコ」状態でとても気持ちのよい一日でした。この陽気がしばらく続けば5月には我が家のアスパラも収穫できるかも知れない。

2009年04月25日


GW始まる

 残雪が残る北の大地にも大型連休がやってきました。今日は午前中には10度くらいまで気温が上がり、近くの公園では例年よりも早くボートが池に浮かべられました。

 風が強く吹くとやや肌寒い感じがしますが、それでも三々五々公園にやってきた市民がボート遊びをしていました。しかし、連休とはいえ、まだ夏のようには遊びに来ていません。また公園内にあるD51は覆いが被されたままだし、パークゴルフ場も使用不可の状態です。

 恐らく5月に入って桜が咲き始めるようになると一斉に利用できるようになるのではないかと思われます。桜はまだ蕾が堅そうで、開花までもうしばらく掛かりそうです。

 この好天気も今日までで明日から猛烈な嵐になりそう。おそらく明後日頃には、またもとの銀世界に戻そうな気配。早く半袖を着たい今日この頃です。
 
つくも公園にもボートが浮かんで春らしくなりました

2009年04月27日


暈雲発見

 お昼頃、ふと空を見上げるととてもきれいな暈雲が出ていた。

 この雲が出ると天気が下り坂になると言い伝えられているらしいが、現在のところ、空には雲一つない快晴である。

 しかしよく見ると薄い雲が全天を覆っているようで、この雲が暈雲の発生原因になっているようだ。

 やはり、この調子では明日は雨になるのかも知れない。確かに時計に付いている気圧計は下り坂を示している。

 この時期の雨は下手すると雪になる場合が多いので寒さ対策をしておかないとすぐに風邪を引いてしまうので用心にこしたことはない。

 いよいよ29日からGWが始まるが、企業によっては半月以上の休暇になるらしい。我が家では毎日がGWなのでこの時期を狙って旅行に行くという馬鹿なことはしない。今のところはどこかへ行くという予定をたてることなくひっそりと週末を過ごすことにしている。

2009年05月02日


春を告げる水芭蕉

 本格的な春を迎えてようやく近所の水芭蕉が花を咲かせました。この場所は雪の捨て場になっていて一番最後まで雪が残っていたところ。それでも春の日差しを受け、残り少なかった雪も瞬く間になくなり、遅い開花となりました。恐らく冬眠していたカエルも目が覚めてゲロゲロと鳴き出すのも時間の問題かも知れない。

 これからは草木が一斉に芽吹き、新緑の5月を迎えることになる。北海道の一番よい季節がやってきた。バンザーイ!。寒からず、暑からずで体の調子もこの季節に合わせて良くなるような気がする。

近くの湿地で咲いている水芭蕉

2009年05月04日


桜の開花始まる

 最果ての北の大地にもようやく桜が咲き始めた。当地は道内でも咲き始めるのは遅い方で、当地方が満開になる頃、道東の桜が開花するという。

 今年の桜は例年より若干早いような気がするが、二、三日気温の高い日が続くとアッいう間に満開になり、散ってしまう。それでもリラ冷えが続けば長い間、満開の桜を見ることができるのだが、今年の満開は気温が高い日が続きそうなので長持ちがしないような感じがする。

 田んぼにも水が入り、眠りから覚めたカエルの鳴き声が小さく聞こえ始めた。オタマジャクシがカエルになるとその鳴き声は大合唱になるが、いまのところはまだ温和しい。
 
士別市で二番手に早く開花する知人宅の桜

2009年05月08日


アスパラの初収穫と士別のサクラ

 4,5日前から成長を続けていたアスパラを今朝、初収穫した。昨年よりも5日遅れであった。今年は4月の気温が低めに経過し、雪解けが遅かったためと思われます。これで今年も新鮮なアスパラを毎朝食べられます。 −最高で〜す!-

 5月に入ると一気に気温が上がり、昨日は日本列島の南北が逆転したような気温であった。全国の最高気温10位以内に北海道が5地点も入るという珍現象である。一山越えた紋別・遠軽では30度を超える真夏日だったという。当地も25度を超える夏日となった。4,5月にはこのようなことがよくあるので、体が気温についていけなくて体調を崩すいというのもこの時期です。気をつけなくては・・・・・。

 士別のサクラもこの陽気に誘われて一気に満開状態になった。この気温が2,3日続くとアッという間に葉桜になってしまう。恐らく来週後半に行われる桜祭りにはほとんど桜が散った状態の中で実施されるかも知れません。まあ「花より団子」なので桜が散っても大騒ぎすることでしょう。
 
     初収穫のアスパラ。甘くて美味しい。           つくも公園の桜

神社山からの桜並木
  
   神社の桜も少なくなりました     中央通りの桜並木         木蓮の花

2009年05月15日


5月になってもまだ冬日

 5月に入ってから初めて冬日(最低気温が氷点下なること)になりました。ちなみに今朝の最低気温はマイナス1.4度でした。この寒さは昨日から続いており、昨日の夕方には雪がちらついたりして、ついにストーブに火を入れる始末でした。

 北海道ではこのような寒さをリラ冷えというロマンチックな表現をするようですが、そこで生活している者にはありがた迷惑なお天気です。オホーツク海側の町では真夏日と冬日を1週間で体験できるとは、さすが北海道という感じです。

 このお天気も明日には平年並みに気温が上がるようで、すっかり桜が散ってしまった神社山では祭りが盛大に催されるという。ほんとに笑ってしまいます。
 
朝起きるとご覧の通りの霜が下りていました

2009年05月16日


山菜の季節です

 5月も中旬になると山菜が一斉に芽を吹き、毎日、食卓に山菜が並べられるようになりました。一番最初に食べるのはフキです。これから1m位に育ったものは冬にも食べられるようにたくさん採って漬けておきます。

 今日は自宅の近所に自生しているタランボの芽ウドをゲットしました。タランボは少し開き加減ですが、天ぷらにして、塩で食すると最高です。昨日は偵察を兼ねてワラビセリを少し収穫しました。今年はまだ早いようです。

 ウドは街で売っている白い物とは違い、自生しているウドは表面が少し赤み掛かっています。これらのウドは少し苦いのですが、酢味噌和えにするとこれまた最高の山菜の味です。このほかアイヌネギ(ギョウザニンニク)があるのですが、ニオイがきつすぎるので我が家ではパスしています。

 この時期になると天気が良ければ山菜採りに精を出す季節になりました。ただし、山菜を採るのはもっぱらお母ちゃんで、私は自動車の運転と見張りをするだけです。何しろ足腰が弱いので高見の見物状態なのです。
     
     タランボ(タラの木)の芽             北海道に自生しているウド

2009年05月30日


北の大地も初夏の季節になりました

 5月も下旬になると北海道も初夏らしい景色になってきた。畑は耕され、種まきも終わり、水田も田植えが終了して、農家の一番忙しい時期も終わったようです。

 本州ではこれから梅雨の季節になりますが、北海道は好天気がこれから続く季節になります。今年は最低気温が一桁台に下がるような日も珍しくなく、昨年より寒い感じがします。しかし、新聞によると平均気温はこれでも1度以上高く推移しているという。ほんとかなと思ったりしている。

 それでも最近の食事は山菜の山盛りで、ウド、フキ、ワラビを毎日食している。これも6月中旬には終わり、アスパラが毎日の野菜となる。そのアスパラも6月中旬には採るのを止めて残りのアスパラは来年の為に養生させることになる。これが終わると北海道の本格的な短い夏を迎える。
 
 ミレーの「落ち穂ひろい」ではなく草取りです         灌漑用の水門(天塩川)


水田も上空から見ると湖のように見えます

 
観光牧場の山羊たち。小屋は立派な窓付きのプレハブ住宅です

2009年06月17日


昔の建物

 我が町は明治時代に最後の屯田兵が入植した由緒ある町です。ピーク時には5万人近くあった人口も過疎化が進み、現在は23,000人のミニ市になってしまいました。

 自転車であちこち走り回っていたら懐かしい建物を見つけました。一つ目は公会堂で大正4年に完成し、町の会議場や公民館として使われていた建物で、現在は博物館の横に移設復元したものです。いかにも大正時代の建物といった感じがします。

 二つ目は屯田兵屋でこれも博物館横に移設修復したものが建っています。屯田兵は北海道の開拓時代に農業を行いながら北の防人としてこの地に入植した最後の地でありました。

 最初100戸の入植者があったのですが、そのうち1軒が火災に遭い、脱落し、99戸で開拓にあたったそうです。そのため神社のある山は九十九山という名がつき、我が家の近くの公園にもつくも水郷公園という名がついております。

 屯田兵屋は昭和30年代にも数戸残っていて人が住んでいたのを記憶しております。この兵屋の中は半分が土間で残りが座敷という粗末な家で、よくこれで厳寒の冬を過ごせたものだとただ驚くばかりです。

 
            公会堂                      屯田兵屋

2009年06月26日


にわかに天がかき曇り、ヒョウが降る

 今日は朝から好天気が続き、午前中には早くも夏日となり、本格的な夏の空模様となった。

 しかし、午後から入道雲が次々と発生し、気温も28度になってきてから、空模様が少しおかしくなってきた。

 16時過ぎ、突然、天がかき曇り、稲光と共に雷鳴が轟き始めた。間もなく滝のような雨が降り始め、観測データによると10分間に9.5ミリの土砂降りだったという。

 ちょうど積乱雲の真下に入ったようで猛烈な風を伴った豪雨は久し振りの経験であった。道路は川のようになり、興味津々で見物していたら、今度
      融雪機の上にたたきつけるヒョウ     は1pくらいのヒョウが降り始めた。手に取ってみると瞬く間に溶けてしまうが、結構痛かった。

 報道によると北見地方では2pを超えるヒョウが降ったため、タマネギが全滅したという。これから植え直しても時期があまりにも遅く、結局は畑にすき込んでしまうという。今年の収穫ゼロという農作物の第1号と言うところか。被害を受けた農家の皆さんへお見舞い申し上げます。

2009年06月29日


今日は一日で12度の春から30度の真夏日を経験

 
   今年のアスパラもそろそろ終わりかな       30度にもなると逃げ水が発生します

 今朝、起きてみると一寸肌寒い12度で、あたり一面が濃霧で真っ白けの世界。当地方では朝方このような天気の時は概して日中は気温が上がる傾向にある。

 案の定、10時過ぎには一気に気温が一時間に4度も上昇し、20度台に入る。その後、うなぎ登りに気温が上昇し、ついに今年初めての真夏日になった。今日の最高気温は30.4度で東京よりも高かった。暑いといっても湿度が低いので、日陰に入って風を受けている限り、汗をかくことはない。やはり夏は暑くないとサマにならないようだ。今日の最低気温は12.3度、最高気温は30.4度で、その差は実に18度もあり、さすがは北海道である。

 今年のアスパラは昨年よりも収穫量が多かったようだ。昨年は猫の額ほどの畑で140本ほど収穫したが、今年はすでに160本を収穫した。毎日、新鮮な甘いアスパラを食することができるのもそろそろ終わりに近づいてきたようだ。これからは根に栄養を与えるため、伸び放題にするが、秋には2メートル近く成長して後始末が大変である。



戻る