2011年
1月〜3月
2011年01月01日


あぁー!また歳をとりました



 ゴマフのウェブページをご覧になっている皆様、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。齢70才を越えると心身共に歳をとったという感じなるのが不思議です。69才でも60代と言えましたが、昨年70代に入ると急に年老いた爺さんになった感じが身に染みて感じるようになりました。

 最近は何か調べようとパソコンの前にすわったら、何を調べるのかを忘れてしまって一人苦笑している毎日が続いています。どうも脳みその一時記憶のメモリーが弱っているのが、ヒシヒシとわかるようになりました。人と話していても「あれ」とか「これ」とかの代名詞が多くなりました。「あれ」を思い出すのに時間がかかってしまうので、どうしても代名詞を使ってしまいます。(笑)

 せめてこのサイトを続けることがボケ防止の妙薬と思ってこれからも気力が続く限り頑張ろうと思う正月でした。しかし、メタボ体質は依然として高値安定、禁煙も思いと実行がままならす、今年も気の抜けない1年になりそうです。

2011年01月10日


吹雪の中札幌へ

 親戚の病気見舞いに札幌へ日帰りをしました。この日は天気模様が非常に悪く、無事往復できるかちょっと心配でしたが、朝のニュースでは札幌は雪が降っていないようなので、大丈夫だろうと出発した。

 定時に快速が士別駅を発車したが、途中、通過駅の塩狩駅で臨時停車。ここで下りの列車をやり過ごし、10分遅れで旭川駅に到着した。そのため乗り継ぎのL特急「カムイ」発車まで1分足らずの乗り換え時間で、急がないと乗り遅れるかなと思い、特急の停車ホームを見ると、もうすでにモヌケの殻であった。しかし、いくら優等列車とはいえ乗り換え客も待たずに発車するはずがない。そこで、そのホームをよく見ると乗客がずらりと並んでいるのを見て「カムイ」がまだ到着していないことがわかった。

 列車は20分遅れで到着し、折返しは10分遅れで発車。札幌では12分遅れの到着であった。特急の乗客は始発駅の旭川でほぼ座席は埋まり、途中駅の乗客は全員立ち席で、ギュウギュウ詰めの状態で札幌駅へ到着。こんなに混んだ列車は久しぶりであった。普段は1車輌3,4人しか乗っていないL特急に慣れている私にとってはビックリものであった。今回は3連休の中日でこのようになったらしい。

 今回の大雪は石狩地方と空知地方がとくに激しいようで、帰りの列車は行きよりさらにひどく、岩見沢駅のポイントが動かないため構外にしばらく停車し、遅れがさらにひどくなる。結局、旭川駅には30分以上遅れて到着。接続の快速はすでに発車してしまい、結局、次の各停で士別へ向かう。帰宅したのは10時半を回っていた。とんだお祭り騒ぎの顛末でした。

 1月に入ってから、本州各地の大雪はただものではないらしい。雪の重さで船がひっくり返ったり、自動車が何百台も雪に埋もれたりして散々だったらしい。札幌も最近にない大雪で除雪が大変らしい。片側2車線道路が1車線分しかないという有様であった。このように全国各地で大雪が報じられている中、我が士別市は例年になく穏やかな日が続き、おまけに小雪である。例年だと1メートル近くの積雪が、今年は40センチ程度で推移している。まあ、たまには当地の豪雪と厳寒のお裾分けもいいのかも知れない。


塩狩峠の防風林。降雪がいかに激しいかがわかります。

 
塩狩駅。ここは無人駅ですが、冬期間は保線要員が常駐しています。

2011年01月20日


嬉しいな〜!?天気予報大外れ


農道もご覧の通りの小雪です。

 
 先週から日本全国で暴れまくっている暴風雪が、最果ての地では静穏に経過しています。

 道内でも道央を中心とした吹雪が荒れ狂いJRが2日間に渡りお祭り騒ぎでした。道北でも海岸近くでは相当な風雪があったという。

 ところがどうしたわけか名寄盆地だけは天に穴が開いたようにほとんど積雪はありませんでした。隣町の朱鞠内は全道一の豪雪で有名ですが、当地はいつもそのおこぼれで毎年ひどい目に遭うのが、今年はさっぱりです。

 その朱鞠内でさえ全道各地の積雪量を比較すると、今日現在第9位という有様です。恐らく例年を下回っている地域はこの地域だけのようです。おまけに大寒に入ったというのに気温は高めに推移しており、現在の積雪はたったの48pです。、このまま降雪が少なければ近年にない小雪の年になりそうです。

 しかし、厳冬期に入ったばかりでは今後どうなるかは神のみぞ知るところといったところです。早くこのままの状態で2月が過ぎ去ることを望むばかりです。

2011年01月28日


寂しくなった旭川空港

 特割の航空券を購入するため、久し振りに映画を観てから、旭川空港へ出かけてきた。

 映画は「ソーシャル・ネットワーク」 という映画で、ハーバード大学の青年が、世界最大のSNS“Facebook”を創設する過程を追うヒューマンドラマで、本年度のアカデミー賞にノミネートされている作品である。映画館はいつものように、たった5,6人の観客で始まり、最初はちょっと分かり難いところもあったが、世界最大のSNSが成長する過程を見事に再現していた。驚いたのは物語の中で、19歳のマークが最初ハッカーだったということをこの映画を観るまで知らなかった。結構面白かったというのが感想である。

 映画を見終わった後、回転寿司で昼食を摂り、旭川空港へ向かう。駐車場はほぼ満車状態であったので、さぞかし空港内は混雑していると思ってターミナルの1Fチケットロビーへ行くと、ナッ!なんとあの広いロビーに誰一人いないではないか。誰かいないかと周りをよく見ると一人の青年が壁に寄りかかっているのを発見したのみ。係も暇そうに見えました。

 エプロンには2機の航空機が駐機しているのにもかかわらず、この情景はいったい何なのか。乗客はすべて2Fの出発ロビーにいるのかは不明であったが、今まではこんなに閑散とした風景は見たことがない。いつも相当数の乗客がうようよしていたものだが・・・・・・・。

 この閑散とした有様は景気が悪いのとJALの経営破綻が影響しているのかも知れない。羽田行きの便数は10便も就航しており、千歳に次ぐ道内2位の羽田便なのだが、これほど暇な状況下ではこれからの運行が心許ない感じがした。

 またもう一つの原因としてJALの機材変更が影響しているかも知れない。A300から約半分の小型機に機種変更したことから搭乗者も半分になり、おまけにスカイマーク3便すべてが千歳経由になってしまった。これではいくら格安でもあまり乗る気がしないだろう。

 いずれにしても景気が良くなれば活気が戻ることを期待して帰途についた。また旭川まで、往復とも無料の高速道を利用したので楽ちんである。ただし、路面は乾いていたが、融雪剤の塩で真っ白け状態。自動車がサビ付きそうで心配である。


旭川空港ターミナル全景
 
一応この管制塔には管制官がおります。コールサインは「大雪タワー」
 
人っ子一人もいない1Fターミナル。空中に浮かんでいる「雪だるまも」寂しげです。

2011年02月04日


積雪量に変化なし

 
1月18日 48p                  2月4日 47p

 今冬は全国的に豪雪で大変らしいが、当地ではどういう訳か小雪状態が続いている。道内の積雪量はまだら模様のように小雪地帯と多雪地帯があるようだ。道央は豪雪で、雪に強いJRもお手上げ状態。大阪からの「トワイライトエクスプレス 」はほぼ1週間運休したままである。これは本州の雪の影響が続いているためという。

 今年は小雪で喜んでいる当地でもいつ大雪になるかビクビクものである。昨年も3月に思いっきり降られて、ひどい目に遭ったので油断はできない。

 立春が過ぎると日も長くなり、日差しは春のようであるが、道北の冬はこれからが真冬である。「暑さ寒さも彼岸まで」のたとえ通り、早く春分の日がくるのを待っている毎日である。

2011年02月10日


かわいいPCもそろそろ替え時か

 現在使用しているマシンは4年前に購入したものであるが、最近はどうも調子がおかしくなり始めたようだ。

 10月には再クリーンインストールしたりしていたが、最近はHDD関係の調子が思わしくない。全く認識しないときが続出仕始めた。

 このような状態ではサイトの更新も怖くて「徒然日記」を中々アップすることができずにいた。

 そこで、そろそろニューマシンを購入しようかと思っていたら、ちょうどIntel新Core iシリーズ「Sandy Bridge」が発売された。

 このSandy Bridgeのチップセットは、現在P67H67の2つタイプが存在する。P67はD-SubやDVIといったディスプレイ接続端子がなく、市販のグラフィックカードを接続して使用するもので、H67は基本的にディスプレイ接続端子があり、CPUの内蔵GPUを使用することができる。

 したがって、外付けの高性能グラフィックカードを使用して3Dゲーム等を楽しみたい人はP67、内蔵GPUで十分な人はH67ということになる。

 しかし、問題なのは、Sandy Bridgeが全CPUに内蔵GPUが付き、しかもその性能が向上していることを考えるとどちらを選択するか悩みどころである。おまけにディスプレイ接続端子があるH67のみでしか利用できないので、P67マザーボードを選択すると、なおさら勿体ないと感じてしまう。

 一長一短があるP67とH67の選択は、迷うところだが、突然InteIでは「Sandy Bridge」のチップセット不具合を発表した。チップ内のリークによって、SATAが次第に使用できなくなるという。それでもSATAの2本は異常がないのでこれを使用してくれという。4月までには全マザーボードの交換をするという。折角買う気満々だったのに・・・・・。ガックリ!orz

 情報によると「Z68」というチップセットがあるらしい。このチップを乗せたマザーボードの発売は6月頃になるのでないかと噂されている。このチップはP67とH67のいいとこ取りを持ち合わせたものであるらしい。つまりH67のようにディスプレイ接続端子があり、P67のようにKシリーズの倍率変更にも対応したハイエンド向けチップセットになるという。

 これであれば願ったり叶ったりチップである。Intelではすでにこのような構想があったことは十分に伺えるのに、何ともけちくさい発売方法をしたものである。今回の小出しの販売方法は、そのバチが当たったのかも知れない。いずれにしても、このチップが出たら購入するつもりでいる。

 そこで今のマシンが6月まで持つかということである。今まで、だましだまし使用しているが、いつ完全にイカレてしまうかわからないので、この際、徹底的に不具合の原因を探すことにした。

 症状的には最近、BIOSの立ち上げでハングアップすることが頻繁にあるので、まずマザーボードの電池をチェック。取り外して電圧を測ると3Vで異常なし。これで初期状態に戻して、立ち上げると今度はプライマリーのHDDを認識しない。原因はやはりプライマリーの500MBのHDDであることがわかった。セカンダリーの1TのHDDは大丈夫なようだ。

 次にケースの側板を開け、内部をじっくりとチェック。このマシンはショップブランドなので手作り感が何となくわかるケーブルの引き回し方である。そのケーブルはほとんど突っ張ったように処理されている。そこでケーブルを少し緩めにすることにした。HDDのSATAケーブルも上の方に引っ張られている感じがしたので、ケーブルが水平になるように緩めて差し替えた。また2段重ねのHDDは熱がこもるので、500MBのHDDを一段上へ移動した。

 点検を終わって立ち上げると今度はうまく立ち上げることができた。バンザーイ!。これで、時たま出ていたHDDの異常音も消え、スムーズに動作するようになった。これで、今回の不調だった原因はコネクターの接触不良であったことが判明。以後なんの不調もなしに現在も元気に動いている。

 原因がコネクターの接触不良とは初めての経験であった。ケーブルがキチキチの状態で処理されていたため温度変化でケーブルが伸び縮みして接点が着いたり離れたりしたのであろう。このような動作不良が一番分かり難い症状である。壊れるならパチッと壊れて欲しい。調子が良かったり、悪くなったりの繰り返しが一番困る症状である。

 これで、まだ当分は使えそうであるが、現有機よりより早いZ68のチップ搭載機が発売されたらニューマシンに取り替える予定でいる。

2011年02月14日


最果ての地でも雪祭り

 この時期は全道各地で雪祭りが盛んに行われている。札幌の雪祭りは241万人の見物人が集まったという。我が町の雪祭りは回を重ねて56回目を迎え、それぞれの催し物はそれなりの盛況ぶりであった。

 雪像はワンパターンで例年と変わりばえのないものであったが、それでも食べ物屋では列をなして、寒空の中、熱い食べ物を頬張っていいました。

 2日目の懸賞金額30万円を目指して行われた、国際雪ハネ大会も今年で12年目になり、この行事も定着したようだ。今年は当地では小雪であるが、道内では豪雪で雪下ろしもままならない地域があるので、優勝したチームは是非その技量を生かしてボランティアの雪下ろしに行くべし!
 
会場の雪像は数がすくなりました

変わりばえのしない大雪像前では、これから宝探しが始まります

食べ物屋は並ぶ程の盛況でした

今は珍しくなった馬そりの体験がありました
 
ゴムチューブの滑り台は子供達に大人気なようです
 
ミニ動物園では柵の中に幼児達が入って遊んでしました
 
この寒空に動物たちもいい迷惑だと思われます
 
大雪像の脇には氷で作った滑り台がスピードが出て大人気
 
初日には雪中ミニサッカーが行われていました
 
懸賞金が出るので皆さん必死の形相でした。
  
今年の国際雪ハネ大会も賞金が掛かっているだけに熱が入ります(2008年の写真)

2011年02月21日


2011年全国スノーモービル大会第4戦目開催

 恒例のスノーモービル大会が、我が家の近くで昨日開催された。士別市の大会は本州で第1戦が行われて、その後、会場を北上し、ついに北の最果ての地で第4戦が好天気の中、スノーモービル特有の爆音を響かせながらレースを行っていた。

 参加者の自動車のナンバーを見るとほとんどが「旭川」ナンバーなので、参加者は全国を転戦していてるのはいないようだ。全国大会と銘打っているが、実際のところはローカル大会と同じ感じだ。

 コースは以前から見ると平坦なコースで転倒者はほとんどいない。隣町の和寒のコースは山の側面にあるので、あちらの方が面白い。夏はモトクロス場、冬はスノーモービル場として一年を通じてコースを使用できるようにしたのはよく考えたものだ。

 あまり知られていないが我が町にヤマハのスノーモービルのテストコースがある。新雪の丘陵を縦横に走り回るのはとても気持ちの良いものに違いない。ここでテストしたモデルが量産されていると思うと、当地の雪はなかなかのものだと思う。


観戦者よりも選手・役員の方が多い。
 
スタートは15秒前の掲示が出て、旗の合図で一斉に走り出します。

今年は小雪のためコーナーはえぐれて、土が顔を出していました。

以前はジャンプ台があちこちにありましたが、今年はほとんど平坦なコースでした。
 
ほとんどの参加者はチームを作って、参加しているように見受けられました。

2011年02月28日


2月の締めは−20度

 
久し振りに枯れ木に花が咲きました

昔はよく見られた風景ですが、最近はほとんど見ることができなくなりました。

 今日は2月の締めくりとして、久し振りに−20度以下になりました。3月の上旬を過ぎるとさすがの北の大地も雪解けが始まります。今月は−20度以下になった日は11回あっただけで−30度には、ついに一度もありませんでした。

 過去のデータと比較すると確実に気温が上がっているようです。ちなみにデータを見ると1月の平均気温は−9.1度に対して、今年は−9.3度で少し寒かったが、2月に入ると平年の−8.8度に対して今年は−5.6度で3.2度も高く推移していた。

 これも地球温暖化の影響かは不明ですが、今となっては−30度の世界が懐かしくなるのが不思議です。おまけに積雪も昨年の半分くらいで済みそうで、お母ちゃんの雪はねも楽している感じです。ただ3月のドカ雪がこの後、来ないことを祈るばかりです。

2011年03月08日


2011年オスカー最多の賞(4部門)を受けた映画を鑑賞

 久し振りに映画を見に旭川へ出かけた。映画は「英国王のスピーチ」で、先日開催されたアカデミー授賞式で、作品賞、主演男優賞、監督賞、オリジナル脚本賞の4部門でオスカーを受賞した作品である。また1月に観た「ソーシャル・ネットワーク」も作曲賞、編集賞を受賞した。

 映画の展開は最初はアルバート王子としての「演説」体験、最後にジョージ6世としての重要な「演説」体験があり、そのふたつの演説の間において、彼が「話し方」において努力をかさねて、吃音症と立ち向かいながら(克服するわけではない)、国民に愛される国王として成長していくドラマ、という構成になっている。《ウィキペディアより

 この映画を見たら思わず「マイ・フェア・レディ」を思い浮かべた。実話だけに中々面白い映画であった。ジョージ6世を演ずるコリン・ファースの吃音症の演技は素晴らしい。しかし、日本語の吃音症とは違和感を持った。これは恐らく言語体系からくるものと思われる。

 この映画を見て、改めて現代の英国王室の歴史をもう一度振り返ることができたのは良い機会であった。映画の中でシンプソン夫人の描写が今まで自分がイメージとは大分違っていたのには驚くばかりであった。

2011年03月11日


東北地方に巨大地震発生

 昼から参院決算委員会のテレビ中継を見ていたら、2時46分ころに地震が発生し、委員会室がざわめいた。いつもの地震と思っていたら、とんでもない大地震とわかったのは3時を回ってからだった。

 当地では揺れを感じた人もいたらしいが、当家では全く地震の「ジ」の時も感じなかった。札幌でも相当揺れたらしい。今回の東北沖大地震の震源地は、気象庁によると、三陸沖の牡鹿半島の東南東130キロ。震源の深さは約10キロで、地震の規模を示すマグニチュード(M)は8・8で、この強さは世界中の記録のあるデータの中で5番目に強い地震であったという。

 おまけにこれが引き金になったのか福島県、新潟県、長野県と次々と地震が発生した。震源が浅かったため、すぐに東北・北海道に大津波警報が発令され、最終的には日本列島すべてが津波警報が出された。

 気象庁の予報通り大津波が東北・北海道を襲い、どえらい損害を与えた。テレビ局も定時番組から地震速報に切換えて24時間態勢で放送していた。被災地の方々を思うと涙が出そうな感じの場面が次々と放送され、テレビから中々離れることができなかった。

 夕方から札幌いる息子とSkype で話している途中でも、余震が何分間おきに来るらしく、気持ち悪いと言っていた。7階のマンションなのでゆっくりとした揺れらしい。今回の地震は揺れ・津波・火災による三重の災害で死者数も相当な数になるに違いない。《下の写真はいずれもテレビ画面より》
 
 
名取市に押し寄せる津波
 
函館でも津波で水浸しになった
 
     漁船もご覧の通り                福島原発は不具合出ているらしい
 
地震に火災はつきもの              仙台空港も津波に襲われました

2011年03月12日


大地震の一夜が明けて

 昨日の大地震が発生して一夜が過ぎてもテレビ各局は地震の報道一色である。時間が経過するにつれて、現地の生々しい被害の状況が次第にわかってきた。一夜過ぎても津波はひっきりなしにやってくるが、次第に津波の高さは低くなりつつある。余震も午後9時なっても発生してらしい。

 新聞も写真のような編集になっており、このような2面を使った記事は珍しい。いかに大惨事であったか、後の語り草になるに違いない。

 今日の出来事の一番は福島第一原発の爆発であろう。数少ない情報では各局とも報道に苦労しているように見受けられた。どうして国はこのような事故の詳細を隠したがるのか訳がわからない。会見を見ていると今後の原発政策に影響を与えることを心配している様子がよくわかる。


北海道新聞の1,2面はこのような見出しであった。



津波警報発令中の東京湾。各船とも沖合に出て投錨しているのがよくわかります。
 
福島第一原発の第1号機で水素ガス爆発が起こり、原子炉建屋が吹き飛んだ。
 
爆発前と爆発後の比較。建屋が骨組みだけになっている。原子炉は大丈夫だったらしい。
放射漏れも結構な線量が飛散して、住民に被曝していることがわかった。

2011年03月14日


東日本大震災は被害甚大

 今回の地震は世界最大級のM9.0で、岩手県から茨城県沖合の長さ500q、幅200qの広い震源域で大地震が発生した。6分以内にプレート間の大きなずれ(断層破壊)が3回連続して起きていたことが分かったという。
 
 気象庁地震予知情報課によると、宮城県沖の震源で始まった最初のずれは約100秒続き、範囲は約300qに及んだとみられる。その約50秒後から始まった福島県沖の2回目のずれが約100秒、次いで茨城県沖で3回目が約100秒続いた可能性が高いという。海と陸のプレート境界で発生する巨大地震は、ひずみがたまった境界面が次々にずれて起こる。「東海」「東南海」「南海」の三連動地震は、同じプレート境界で起き、最初のずれが横方向に伝わり、次のずれが始まると考えられている。しかし、気象庁によると今回の地震のずれの速度や継続時間から今回のような複雑な形で起こるのはまれだと言う。

 最初の地震から3日経つが、未だに余震が続いており、終息するにはまだ相当な時間が掛かりそうな感じがする。津波が襲ったのは北海道から東京までの東日本全域で、水が引いた後はまるで戦時中の空襲後の風景にそっくりである。国際援助隊も続々と現地入りしているが、どこから手を付けていいものか、苦労しているに違いない。犠牲者も1万人を超える勢いである。それでも海に流された人が救助された幸運な人もいるので、救助隊は最後まであきらめないで頑張って欲しいものです。

 東京電力は発電所が各地で発電停止になっているので、計画停電を実施するという。このため首都圏の鉄道は大混乱になっている。これでも会社に行こうとするサラリーマンが駅周辺で大混雑になってるのを見ると、日本人はなんと勤勉な国民なのか感心するばかりである。夕方の報道では東北電力も計画停電を計画しているらしい。これでは北電がいくら売電しても屁の突っ張りにもならないだろうと思われる。すでに原発1基分相当を本州に向けて送電しいるらしい。

原発3号機も水素爆発

 福島第一原発には4基の原子炉があるが、そのうち第1号機が冷却に失敗して建屋を吹き飛ばす水素ガス爆発を起こしたが、今日になって第3号機が水素ガス爆発を起こした。今回の方が爆発も大きかったようだ。2号機も冷却装置がおかしくなっているようで、明日あたりが、危ないかも知れない。残るは4号機だけになるが、もしこれも爆発すると福島第一原発は全滅ということになる。こうなると欠陥原子炉の汚名を着せられることになるかも知れない。

 このまま熔解が進んで燃料が原子炉格納器を突き破ったら、セメントで固めることになるとチェルノブイリと同じになる。このような事態に陥らないよう関係者は原子炉の沈静化に全力をもって頑張って貰いたいものです。
 
3号機は出力も大きいため爆発も大きかったようだ。

1号機と3号機の比較
今年最初の黄砂?

 朝起きてみると外は今年初めての雨模様であった。雨が上がってお隣の車庫の屋根を見ると茶色の粉塵が溜まっていた。

 恐らくこれは黄砂に違いないと思い、あちこちを見てみると確かに汚れが目立つ。今年の黄砂第1号である。

 現在前線を持つ低気圧が通過中で午前中は雨。夕方から猛吹雪となった。3月の吹雪は珍しくはないが、折角、融け始めた積雪が元の木阿弥になるのが悔しい。

 それでも三寒四温のことわざのように少しずつ春の足音が聞こえてきそうなこの頃である。



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