2005年
1月〜3月
2005年01月01日


 平成17年(2005年)の元旦は快晴の空模様で日が空けた。昨日の予報では大荒れと言っていたが、それに反して最近にはない日本晴れである。盆地に住んでいるため海から上がる日の出は見ることが出来ないが、海岸地方では見事な元日の日の出を見ることが出来たに違いない。

 空が快晴であれば当然気温はぐんと下がり、本日の最低気温は−27度を超えたという。朝、新聞を取るため玄関を開けたら白い湯気がモウモウと立ち上がった。これだけ内と外では、気温差があるということであろう。

 昨年は「災」の年であったが、早速、今年も関東で地震があったらしい。とにかく何事もなく平穏な年であることを願いたいものだ。

 積雪も例年よりは少ない感じであるが、それでも60センチくらいはありそうである。毎年、恒例になっている年末の排雪作業は今シーズンは中止なった。いつもはきれいに片づけて気持ちよく正月を迎えるのだが、予算を切りつめているせいか、今シーズンは1回しか排雪作業をしていない。おかげで道路幅は大型車のすれ違いが出来なくなる位、狭くなっている状態である。恐らく交通事故が起きるまで放置するのだろう。

2005年01月20日


 昨日、一昨日にかけて久し振りに旭川に出かけた。昨年の旅行仲間との打ち上げでということで、場所は旭川駅前の温泉付きのホテルである。まさか駅前に温泉が出ているとは今まで知らなかった。

 夕方から街に繰り出して飲みに出かけたが、21時頃にはホテルに帰り、それから午前様になるまで騒いでいたらしい。私一人だけ別室であったので早々に寝込んでしまった。その間に連中は寿司を食べていたらしい。食い物の恨みは恐ろしいぞ。早く寝たおかげで4時半頃には起床し、まずはいつもののコーヒーを一杯飲んでテレビ鑑賞。連中はまだ寝ていると思い7時半頃まで自室にこもり、腹も減ったので和室の方へ降りて部屋のドアを開けたら、既に部屋の鍵は開いている。こんなに早くから起きているかと半信半疑で本当に起きているのかと思って、部屋を覗くとマグロが5匹、横たわっている。鍵も掛けないで寝ていたらしい。

 こちらはお腹を空かしいてるので、そおーっと部屋に入って食べ残しを漁っていたら、皆さん眠そうな顔して次々と起床し、遅い朝食をとる。チェックアウトが11時なので、ぎりぎりまで話の続きをしたり、部屋にある温泉に入ったりして、ゆったりとした時間を過ごす。昨年の打ち上げがいつの間にか、今年の旅行計画の話になった。海外旅行は2回の予定を組み、国内旅行は思いついたら出かけることで話が決着。今年の旅行も楽しいものになりそうである。

2005年02月06日


  
素晴らしい大雪原が出現しました。
 立春が過ぎて暦ではもう春であるが、当地方では冬真っ盛りという日が続いている。気象庁の発表では今冬は暖冬ということだったらしいが、どうも外れたようだ。先日も−30度という日もあり、積雪もそこそこにある。70センチ位?かな。

 本州では種子島にも何年か振りに降雪があったという。昨年、大地震に見舞われた小千谷地方では、なんと3メートルを超す積雪があったという。雪の重みで十数棟がつぶれたという話を聞くと本当に気の毒を絵に描いた感じである。

 当地方は農家に聞くと昨年よりは積雪が少ないという。たしかに上の写真等を見ると少ない感じする。ところが同じ道内でも地域によっては例年を上回る積雪量で除雪が間に合わないらしい。とにかく、このまま春まであまり降雪がないことを願っているが、あまりにも少ないと農作業に影響が出るので、これまた難しいところである。

 今日は久し振りに冬日を脱したようで、ニュースでは3月下旬の気温であると伝えていた。ただし、このような日の後が恐ろしい。どっさりと雪を持ってくる雲が控えている場合が多いのだから・・・・。

2005年02月19日


 久し振りに札幌へ出かけた。昔勤務していた連中が集まる年1回のドンチャン騒ぎの会である。最初は自動車で行く予定であったが、冬の高速道はいつ止まるかわからないのでJRで行くことにした。列車の旅も久し振りである。

 札幌ではホテルまで地下鉄と市電を乗り継いで行かなければならないのだが、その切符の買い方がわからない。とんだ田舎丸出しである。おまけに誰一人、黒い長靴を履いている人を見かけない。しかし、冬道は昔からの長靴が一番である。とにかく乗り継ぎが付いた切符を290円で買い求め、地下鉄に乗るが、果たして大通り駅で自動改札口から切符が再び出てくるかドキドキであったが(少し大げさかな)、切符を入れるとちゃんと出てきて一安心。その切符を握りしめ、市電乗り場へ向かう。
 
 札幌の市電は折り返し運転なので誠に不便である。循環線にする計画もあるらしいので早く実現して貰いたいものだ。一台目は満員なので次の電車を待つ。走り出すと昔の電車の懐かしいウゥゥ〜ンいうモーター音を聞くことが出来た。電車のモーター音は抵抗の切り替えでなくては電車ではないと思っているのは昔人間の独り言である。

  
豪雪地帯を走る市電。今冬の降雪は軽く5メートル以上降ったという。
そのため除雪車(ササラ電車)が降雪の度走る。

 夜はホテルから歩いて5分くらいの店で大いに盛り上がるが、なにしろ200キロも離れた士別からの参加なので大歓迎で、いい気分で酔っ払ってしまった。少しふらついた気分で店を出ると吹雪模様で積雪も10センチ位すでにあり、長靴を履いてきて正解だった。

2005年03月03日


 今日、グローバル・フライヤー号が単独・無給油で67時間をかけて3万7千qの世界一周を成し遂げた。たった一人でよく67時間も操縦していたかと思うと本当に大丈夫だったのかとちょっと心配。

 パイロットのスティーブという人は株で大儲けした大金持ちで今までも気球で世界一周に挑戦した冒険家という。今回もバックアップがしっかりとしていたため常時、機とはコンタクトがとれていたので、途中自動操縦に切り替えて仮眠を取っていたようだ。

 管制室はまるでISSの管制室のようで、リアルタイムで現在位置と機の状況がわかる仕組みになっているらしい。

 この機体を見るとどこかで見たような気がするのでインターネットで調べたら、以前、二人乗りのボイジャー号がやはり4万2千qの無着陸・無給油で世界一周を成功した機体とよく似ている。この機体は双発のプロペラ機であるが、調べてみると同じ設計者ということがわかった。今回はジェットエンジン一発でジェット気流に乗って成功させたようである。とにもかくも米国人というのは冒険好きな人達が多いようだ。
 

2005年03月08日


 万を期して国産のHUA・F7ロケットがMTSAT-1Rを乗せて2月26日、無事打ち上げに成功した。この成功によって、これからの宇宙開発が継続されると思うのでまずは一安心。今回失敗すればロケット開発は中止になるかも知れない状況下であったので関係者もホッとしていることと思う。

 これからの宇宙開発がいかに重要なことを考えるとロケットが何回、失敗しても金に糸目を付けずに予算を付けるべきと思う。だだ主メーカーが三菱というのがちょっと気になるが、事故は自動車や造船だけに止めて貰いたいものだ。

 3回のアポジモーターも正常に作動してドリフトに入り、今日145度の赤道上に衛星を停止させたと報道された。これで衛星機器が正常に動作すれば借り物の衛星から交代して、「ひまわり6号」からの鮮明な画像が送られてくることであろう。

 あわせて航空局の次世代航空保安システムの中核となる航空管制機能を持った衛星でもあるので、これが正常に動作すれば航空機の位置情報をディスプレイにリアルタイムで表示できるため洋上飛行の間隔がさらに狭くなり、より安全な飛行が可能になると思われる。今年中にはMTSATの予備器の打ち上げも予定されているが、少し心配なのは一つの衛星に二つの機能を持たせることは片方が故障するすると他方も影響を受けてダウンするという傾向がある。さらに寿命がそれぞれ異なるため衛星の終末に問題が生じはしないかという思いもあるが、いずれにも素人考えなのでこれらのことは杞憂だとと思われる。

2005年03月10日


 今日は東京大空襲から60周年になるとメディアで伝えているが、もう60年にもなるかと思うと感慨深いものがある。振り返ってみると、あの戦争のため江戸っ子の私が流れ流れて、ついに北海道で定住することになった。

 東京の空襲時は湯河原に疎開していたが、空が異様に赤くなっているのを5歳という子供ながら、未だに記憶していることは余程強烈な印象であったのだろう。今も飛行機雲を見る度にB29を思い出すのは完全にトラウマになっているに違いない。

 あのような悲惨な戦争はコリゴリであるが、未だに世界各地で人を殺し合っている現状を見ると平和な日はいつ来るのか、早く平和な世界になることを願っている。しかし、21世紀も戦争の世紀になる可能性が非常に高いと思う今日この頃である。
 

2005年03月15日


 3月に入って最高気温がプラスになったのは今日でようやく二度目である。3月7日には5.7度、今日の最高気温は4.6度で確実に春がもうそこまで来ている感じである。

 今冬は最初の頃、小雪で気温も高く推移したが、2月に入ってから本格的な冬になったという感じであった。おまけに2月下旬あたりから毎日のように降雪があり、現在の積雪量は1メートルを超えており、昨年よりも多くなったようだ。

 これからどんどん暖かくならないと消雪は4月一杯かかるかも知れない。しかし、我が家の前は雪割りをこまめに行っているため、すでに黒い舗装が顔を出している。こんなことをしなくともいずれは融けてしまうのだが、この雪割り作業は運動不足の解消に役立っているので、毎年の行事でもある。他から見るとなんとバカバカしいことしているかと思われているに違いない。

2005年03月28日


 除雪の仕事をしている教え子に聞くと今冬の降雪量は昨年度より少ないという。たしかに2月あたりまではたしかに少ないような感じがしたが、3月に入ると結構、降ったような気がする。しかし、これらの雪も、さすが春の日差しのために瞬く間に消えていくのが目に見えてよくわかる。

 日の出も5時20分位になり、昼間の長さも一頃から見ると大分長くなってきている。これからはどんどんと融雪が進むと思われるが、残念なことに明日から猛吹雪なるという。今冬最後の嵐かも知れない。東京では今日ソメイヨシノの開花宣言があった。



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