航空科学博物館
2008年8月21日
旭川から成田へ
8月19日
8月19日から3日間、所用で上京することになった。今回は以前から是非見学したかった成田空港に隣接する航空科 学博物館へ行ってきた。今回、往復とも初めて浮気してスカイマークを利用した。今まではJL便一辺倒であったが、格 安運賃に引かれたのと、できるだけ早く羽田に到着しなければならないというのが理由である。
旭川のチェックインカウンターは階段の陰に遠慮がちにひっそりとあった。格安会社なのでチケットは米国並みにレシ ートみたいのを呉れるのかと思ったら、ごく普通のチケットだった。離陸するときにはJLの一番機も降り、一瞬賑やかな 空港となった。機は予定通り羽田に到着し、一番奥のスポットに入る。弱小会社はどこでも片隅に追いやられるようだ。
旭川空港にSSRが設置されたため、スカイマークがタッチダウンするとエアドゥがすでに最終コースに 進入してきた。2機が連続して着陸してくるとは今まで見られなかった光景です。
スカイマークは最新の737-86N/W エアドゥは737-400
初めてスカイマークに搭乗しました。シートは革張り、飲み物は100円、酒類は300円の有料。 シート幅は狭いが、ピッチは広く、足を組んでも余裕でした。
飛行に乗るとこのシーン(雲の上)が一番好きな風景です
京急蒲田駅に停車していた旧型電車1000系 昔は目蒲線だったと思うだが・・・・・・・
110周年記念の特別塗装車
8月21日
50年振りの千葉駅。その変わりように今浦島太郎の心境。モノレールの構造物に圧倒されました。
昨年10月には工事中であった第2ターミナルも完成していました。まるでJL専用ターミナルみたいです。 ここに立つとまたどこかへ行きたくなりました。今のところ来年まで予定無し。
航空科学博物館
2日間の所用も終わり、3日目の見学に備えるべく2泊目は千葉市内のホテルに宿泊し、翌朝、JR成田線で空港駅に 向かう。開館に間に合うように7時半の電車に乗車。通勤電車のためか結構な乗客である。佐倉、成田あたりでほとんど 降りるのかと思ったら、その予想は外れ、ほとんどの乗客は空港駅まで乗っていた。これだけの人たちが空港関係で働 いているのかと少々驚きであった。空港ではいつものセキュリティチェックがあり、第2ターミナルを出てバス乗り場へ。バ スは1時間に1,2本しか出ていないので乗り遅れると大変な時間の無駄になる。
ということで13番のバス停で待っていると間もなくバスが到着し、博物館に停まることを確認して乗車。しばし、走って目 的の博物館入り口の停留所で下車した。下車してあたりを見渡すが、博物館なんてどこにも見えないではないか。降ろさ れたところは道路の四つ角で、どの道を行けばいいのか皆目見当もつかない。人を探すが誰一人いない。見えるのは空 港関係の自動車ばかりで途方に暮れてしまった。
どこかに案内板がないかと見渡すがそれも無し。店屋が一軒あったので、そこへ行くが人がいる気配もない。暑さと焦 りでドーッと汗が噴き出してきた。方角がわからないまま佇んでいると、来ました!、今まさに着陸する航空機が見えたの ではないか。これで滑走路の方角がわかったので、その方角へテクテクと歩き始める。その道路は沢になっていて下り 坂が延々と続き、今度は逆に上るという、身障者にはこたえる道のりであった。一番下がった所に航空科学博物館の看 板があって一安心。バス停から博物館まで優に600メートルくらい歩かされた感じである。
到着して博物館入り口前の道路を見ると、ここにもバス停があるのではないか。案内に聞くと朝方のバスと休館日はこ こには停車しないという。これを聞いてガックリ。まさか2本立てとは思いもよらなかった。それでも気を取り直して早速、 屋外展示機から見て回ることにした。
入口前に展示されているヒューズ500 アメリカンエビエーションAA-1ヤンキー
以前、初期型OH-6Aに搭乗したことがある
入り口の2機の航空機に迎えられ、ここからさらに上り詰めるとようやく航空科学博物館が見え始めた。到着したのが 早かったのでまだお客さんはほとんどいない状態であった。ロビーで少し休憩してから見物し始める。
建物はひょうたん型をしている 入り口に置かれていた朝日新聞社用機「朝風」
CESSNA 195 頑丈そうな機体で星形エンジン
は珍しい
屋外展示
YS−11特集
屋外展示機の中で一番目を引くのはやはりYS−11である。戦後の国産機第1号の機体で記念すべき試作機である。 販売がうまくいけばこの後、次々と新しい機が生まれたと思うが、この販売失敗で現在優秀な技術を持ちなから世界の 航空機メーカーの下請けに甘えているのは残念でたまらない。
2年前まで我が家の上空を海上保安庁のYS−11が流氷観測のため飛んでいたのを懐かしく思い出される。あの独特 のダート音を聞くとすぐに表に出て見えなくなるまで見てたものだ。また若い頃、旭川から羽田まで4時間近く掛けて飛ん でいたYSに搭乗したり、江別の研修所から丘珠でタッチアンドゴーの練習していたのを見ていたことを懐かしく思い出し た。
塗装も塗り替えられて新品同様になっていた
特徴あるダート音を響かせるエンジンと機体にそぐわない大きなプロペラ
コクピットには入れませんでした。
海自のYSに搭乗したとき最後尾の5,6人が一斉にコクピット見学ということで移動した時、 パイロットがトリムホイールをグルグル回していたことを思い出します。
右側に荷重試験用の水タンクが残されている 座席はこれだけしか設置されていませんでした
客室にエンジン関係の計器がズラリ 客室からコクピットを望む
非常口はとても狭く腰をかがめないと出られません 後部隔壁
しかし左側の空間は当時何を置いていたのだろうか。気になります。
上反角を増したため、メインギアがハの字になっているのがよくわかります。
この角度から見ると精悍な顔つきをしてます
胴体を見るとあちこちに穴が開いており、APUまで付けていたとは知りませんでした
飛行機は引込脚とフラップのギミックが面白い。
量産機にこのような整流板があったかなー? 誇らしげにbPが付けられていました
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