ダイヤモンド・プリンセス号で行く沖縄・アジアクルーズ15日間
今年も船旅に行ってきた。年1回は船旅に出るつもりで毎年その計画を立てるのが楽しみで、今年も歳も押しせまってからのクルーズに出かけることになった。
今回の船旅は当初、長崎港の乗船を予定したのだが、船会社の 都合(実は日本のイミグレーション関係)で長崎寄港は抜港となってしまった。それでもアジアの国々はあまり行ったことがないので、キャンセルせずに参加の再申し込みをした。 結局、本船は天津を出航してから沖縄へ直行するコースをとったため、我々は成田から上海まで航空機で移動して乗船することになった。 今回のクルーズはダイヤモンド・プリンセス号に乗船して「沖縄・アジア周遊クルーズ15日間」という銘打った旅行である。今回のクルーズ船は昨年乗船したサファイア・プリンセス号の姉妹船で、構造がすべて同じなので船内を迷うことなく歩けるので気が クルーズ寄港地(見たい場所をクリック) 楽である。今回もクルーズの旅行記をいつものように日記風にまとめてみました。
11月9日(日)
士別〜旭川〜羽田〜成田
我が家を7時30分に出発し、旭川空港へ向かう。空港には1時間半前に到着。9:50発JL1100便に搭乗し、定刻より少し遅れて羽田到着した。今日は前泊なので、余裕時間を利用して所沢にある「航空発祥記念館」を見学しに行った。
さすがにA300−600Rの主翼はでかい 航空発祥記念館がある航空公園
所沢までは羽田から京急で品川に向かい、JRで高田馬場駅まで行き、西武新宿線で航空公園駅へ2時頃到着。
早速、駅を降りて、あたりを見渡すが、近くにあるはずの博物館の大きな建物が見えない。それでも、駅前にはYS−1 1が鎮座ましましていたので、そこまで行って写真を撮り、後は地図を頼りに博物館まで歩いて行く。
博物館では小一時間見物して、今日の宿泊場所である成田へ向かう。今度は所沢で西武池袋線に乗り換え、池袋へ 向かい、日暮里で下車。ここで京成線に乗り換えて成田に向かうつもりだが、乗り換え客がホームに溢れんばかりなの で、一旦始発駅の上野まで行って、向いに停車している特快成田行き電車に飛び乗ることにした。この時、久し振りにド アに挟まれました。イテー!
若い頃のようにキビキビした動作ができないことをすっかり忘れてしまったのが、挟まれた原因であることは明白であ る。このスリリングな乗り換えのおかげで成田まで座ることができた。
いつものホテルから第1ターミナルを望む ホテルの玄関側から見える管制塔
航空博物館行ってきたため、成田のホテルに着いたのはすでに午後6時を回っていた。夕食は最初、空港ターミナルでとるつもりでいたが、ホテルでゆっくりと食事をとろうということで、ホテルのレストランでサービスの冷酒を飲み、10時過ぎには就寝。何しろ今日は万歩計を見ると軽く一万歩を軽く超えていたので相当疲れてしまった。旅行前にこんなに疲れてしまって大丈夫なのかとちょっと心配。
11月10日(月)
成田〜上海 15度 曇り
朝7時40分にターミナル集合のため、5時半に目覚ましをセットしていたら、オトウもオカアも時間前には目覚めること はなく電話の呼び鈴で目を覚ます始末。こんなことは珍しい。昨日は相当疲れたためと思われる。
早速、昨日仕入れていた「おにぎり・どんべい」で腹ごしらえをし、ホテル7時発のバスで目と鼻の先の第一ターミナル に向かう。ターミナルでは宅配荷物を受け取り、すぐ隣の旅行会社カウンターへ行くと、すでに添乗員がおり、ご挨拶。チ ェックインを済ませて、しばらくの間、自由行動になった。
今回の旅行は総勢11名という少人数の参加で、さらに成田(6人)と関空(5人)の2班に分かれて上海へ向かう。我々 の添乗員は上海までのお付き合いで、明日には東京へ引き返すという。いくらコースを変更したからといって、これでは 赤字必至のスタイルである。
久し振りの第1ターミナル利用です 上海行きはB777−200
全員揃ったところで、出国手続きをサッサと終わらせて、ゲートへ向かう。途中、免税店でいつものタバコを購入し、35 番搭乗ゲートを目指す。なんと集合時間の1時間前以上も余裕のある行動である。というもの理由があって、46番ゲー トにシンガポール航空のA380が駐機しているはずなので、その機体を見物しに行く。実機を見るのは今回が初めて である。さすが総2階建ての大きな機体を見ると迫力があるが、正面から見ると、どうしても不格好である。もう少しスマ ートな設計が出来なかったのかなというのが感想である。
9時55発のNH915は定刻の10分以上も早くブロックアウトして滑走路へ向かうが、今日の使用滑走路は短い方を 北へ向かって離陸した。このため、当機はくねくね曲がったタクシーウエイを走り回り、優に20分以上も空港内を走り回 っていた。成田空港の観光でもあるまいし、もう少し何とかならないものかと思う。恐らく、このように誘導路をあちこち走 り回わされるのはきっとパイロット泣かせの空港に違いない。
離陸後は成田空港を上空から眺めて一路路、長崎に進路をとる。途中、瀬戸内海を見ようしたが、生憎の曇り空で見 ることが出来なかった。飛行時間の半分は長崎までの国内線に搭乗しているという感じである。おまけに向かい風という ことで飛行時間も延びてしまい。12時20分過ぎにようやく真新しい上海浦東国際空港に到着。この空港の誘導路やエ プロンは日本のようにアスファルトでなく、コンクリートを多用しているように見受けられた。機中で時計を1時間遅らせ香 港時間にセットする。
46番ゲートに駐機中のA380 B777の燃料放出口
空港から港までは街外れの高速道路を走っていたため、上海市内を垣間見ることも出来なかったのは残念であった。 バスが到着した港はコンテナ専用埠頭らしく客船が停泊するような港ではなかった。従って観光地にあるような店は一軒 もない寂しい港であった。ここで関空班と合流し、乗船手続きを終了して12階の我が家に到着。やれやれという感じであ る。早速、荷ほどきをして整理棚に荷物を納める。夕食は久しぶりのディナーに舌鼓を打ち、22時頃にはベットに入って ぐっすりと寝込む。
2008年3月26日に開業した上海浦東国際空港の真新しいターミナル2
上海の浦東国際空港から市内まで400キロのスピードを出す、ドイツ製のリニア・モーターカー(右) クルーズカード 2回以上の利用になるとゴールド会員となり、バッチまでくれたのまではよいのだが、これを持っていたからといっても何のメリットもなかった。 ただ船長主催のカクテルバーティに招待されたのみでした。 船名は違うが一年ぶりの再会でした
船上から遙か彼方の上海市街地を望む 特徴のあるガスタービン付き煙突とパラボラアンテナのドーム 今日の前菜はカタツムリ、メインは蛙の足を食したが、ササミのような味でした。 出航までの時間、地元の曲技団が得意芸を披露しました 22:00 本船は那覇に向けて静かに岸壁を離れました。警備が厳重な感じを受けました。
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