11月11日(火)

終日航海 曇り 20度 風北25ノット 海上 白波立つ

 今日は沖縄に向かって終日航海。海上は少し荒れ模様で足腰が弱い者にとっては歩くのも辛い。あっちへフラフラこっ
ちへフラフラと大変である。健常者であればそれほどでもないようだが・・・・・・。この荒れ模様は那覇に着くまで続いた。

  
さすがこの揺れではプールで泳ぐ人はいないようだ
  
波の高さより大きなうねりがひどい。相当数が船酔いをしているらしい。

 明日の沖縄上陸のために日本人以外の入国手続きが大変な様子である。我々がシアターでミュージカルを見ていると
きでもシアター横では延々と入国手続きを行っていた。こちらは自国なのでなにも手続きはなし。現在、政府は外国観光
客を呼び込もうと躍起となっているようだが、このような面倒な手続きある限り、観光客の集客は望み薄である。

   
      デザートだけでも太る感じです           800人収容のシアター     ダンスの講習会

  明日は下船・居残りに関わらず、全員が6時50分から検疫官が乗船して赤外線カメラで発熱状態をチェックするとい
う。何ともはや大変な入国手続きである。

11月12日(水)

那覇到着 気温26度 晴れ 風強し

  
各部屋のテレビには寄港地のインフォメーションが流されます
  
朝食・昼食はこの程度に納めないと確実に体重増加になります。とにかく果物が美味しい。
    
本船は浦添市にある新港に入港。沖縄の衣装を着たギャルに出迎えられる

 本船は5時前には那覇港に到着。やっと大揺れの状態から静かな岸壁へ接岸。検疫をうける前にコーヒーを飲んでか
ら検疫を受け下船時間までの時間を部屋で待機する。7時半頃下船し、シャトルバスで国際通りへ向かう。これからしば
らくは日本食にはありつけないので、公設市場の二階にある食堂で二度目の朝食をとる。二日振りの日本のご飯であっ
た。食事後は国際通りをブラブラ散歩しながら11時過ぎには本船に戻る。ディナーに備えて昼食はパス。
   
朝が早いためかほとんどの店はシャッターが下りたままの寂しい国際通り
   
10時過ぎになってもお客さんはほとんど本船の乗客ばかりです
  
       うちなーサンシンで唄っていました             市場本通りが一番の賑わい
  
公設市場内の二階ある食堂で朝食をとりました
  
お母ちゃんは「ゆしとうふ定食」。初めて「海ぶどう」を食べましたが、とても美味しかった(右)
  
     お父ちゃんはワタリガニの「かに汁定食」         沖縄県の県魚「たかさご」の唐揚げ
                                     頭から尻尾までペロリとたいらげました
  
          修学旅行生が多いです             歩道にはたくさんのベンチがあり大助かり
  
      シャトルバスの集合場所の沖縄県庁           沖縄唯一の鉄道「ゆいレール」

船首は何回見ても鯨の口に似ているなと思うのは私だけ?
 
さすが全長280メートルともなれば大きいです。
  
 香住高の実習船 但州丸、那覇港内で座礁したという       北海道教育庁の実習船 北鳳丸
那覇港には日本各地の実習船が停泊していました。この時期は沖縄に集結するのかな。

この泊大橋を渡り、新港に停泊している本船へ帰ってきました
  
     沖仲仕の人達も珍しそうに眺めています         保育所のチビちゃん達のお見送りです

 本船は午後2時過ぎに那覇港を出港し、次の寄港地である台湾・基隆へ向かう。波止場では見送りのセレモニーが
あるかも知れないということで楽しみにしていたが残念ながら今回はなかった。その代わりではないが保育所のちびっ子
達が先生に引率されて黄色い声でバイバイを叫んでいた。その仕草がかわいくて、思わずこちらも手を振ってお別れの
挨拶。おまけに対岸の岸壁の方まで回って2度目の挨拶をしていたのには驚いた。

 本船はあとすざりをして180度回頭し港外へ向かう。近くにタグボートが付き添い併走する。パイロット船が来ないと思
ったら港外でこのタグボートが無事パイロットを拾う。荒れた海での見事な離れ業に、それを見ていた船客から思わず拍
手が起きました。

  
   埠頭の反対側に回ってチビッコ達が最後の挨拶    いつも間にかにタグボートが近寄ってきました
  
外海に出ると波が高く、タグボートの船首が波で見えなくなるほどでした
  
波間を縫って本船に横付けし、素早くパイロットを拾う。乗組員は全員救命胴衣・命綱を着用しています
 
新港から外海に出ると那覇空港が良く見られます

賑やかな空港だということが一目でわかる

 沖に出ると那覇空港がよく見ることが出来た。航空機が頻繁に離発着し、もしかしたら千歳より多いような感じである。
よくこれだけの需要があるものだと感心する。今回初めてわかったのだが、沖合に出て1時間経っても携帯電話がつな
がるのには驚いた。海上では一体どの位の距離まで繋がるのか知りたいところである。船上から子供達や友人へメー
ルを出したり、電話したりして時間を過ごす。

 4時頃には船室に戻り、潮風に当たった体をシャワーを浴びて洗い流す。ディナーはいつものバターンで7時過ぎには
部屋に戻り休息し、その後、パソコンに向かい日記を記入してから床に入り、今日の一日は無事終了。今日のシアター
は中止。理由は英語がわからない者には辛いトークショーなのでバス。

 明日はまた時間を遅らせる。今回のコースは西に行ったり東に行ったりで時計の修正が大変。海上は相変わらず荒れ
模様であるが、昨日ほどの揺れはない。那覇・基隆間は300マイル以上もあるので航海速力も値一杯の21ノット以上を
出して快走中。それにしても今回のクルーズはよく揺れる船旅になりそうだ。

   
 天津(新港)からの距離    基隆までの距離         現在位置         船首方向と速度
各部屋のテレビにいろいろな情報が24時間放映しています

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