11月15日(土)

香港 第1日目 晴れ 30度

 5時に目が覚めると本船はすでに香港の西博寮海峡に入っていた。本船は静かに曲がりくねった航路を取りながら、
当初、予定していたオーシャン・ターミナルには着かないで、モダンターミナルのコンテナ専用ヤードへ接岸する。その
ため本来の接岸予定であったオーシャンターミナルまでシャトルバスが出た。

 オーシャンターミナルにあるハーバーシティには500軒以上の店舗が入っているという。いずれも高級ブランド品店が
ずらりと入居しており我々にはお呼びでない店なので早々に退散。

  
Kwai Chungコンテナー港入り口に新しく橋を架ける工事が進行中。橋の高さ75m、2本の主塔高さは290mに
達する。2008年完成予定であるが、見たところ今年中の完成は無理。長さ1,600mのStonecutters(石工)
橋は香港の貿易活動の重要な構成物になると思われる。

本船の高さ(水面上)は54mなので完成しても通過できそうであるが、通過を見ていると
何か橋にぶつかりそうな気がした。
  
     航空写真ではこのような配置になる              間もなくコンテナヤードへ接岸
  
三々五々に市内観光へ出かけます。
 
 本船は香港に1泊するが、夕方にはジャンクベイへ移動して沖止めとなる。従って夕方のシャトルバスに乗り遅れた
ら、香港島へ渡り、シャトルフェリーで本船に戻らなければならない。中には香港の一流ホテルに宿泊する船客もいるか
も知れないが、我々貧乏人は本船で宿泊するので12時過ぎには本船へ戻った。

 コンテナヤードの本船からオーシャンターミナルまでは結構な距離があって、快速(高速)道路を使用しなければならな
いような距離であった。もとタクシーに乗ったら相当取られるかも知れない。我々夫婦はシャトルバスから降りて、徒歩で
九龍半島の南端にある香港太空館(宇宙博物館)へ向かう。入場料はシニア料金でたったの5ドル(70円)であった。
あの一角は公共的な建物が多い。今日は日が良いのか、歩いている途中、二組の新郎新婦に出くわした。当地では外
で記念写真を撮るらしい。

  
中国に返還された後も特別行政区として存続している。官憲の制服も以前のまま踏襲している。
  
バスは二階建てバスがほとんどで、行き交う人達も本土とは違う雰囲気である。
香港太空館

 博物館は結構、面白いものが展示されており、体験型博物館という印象である。たとえば月面の6分の1の引力体験
や無重力の体験など面白い装置が設置されていた。これらの機材はいずれもNASAから提供されたものと思われる。な
かでもNASA提供の宇宙服が展示されていたのには驚かせられた。

 面白かったのはハンググライダーのシミュレーターがあり、実際に寝そべってグライダーを操縦するというもので、お
母ちゃんが挑戦したが、早々に墜落してしまった。また別料金を支払うと世界一というブラネタリウムも設置されてい
る。日本にはこのような宇宙関係のみに特化した博物館があまりないのに気がついた。これに似た博物館は余市にあっ
た宇宙記念館ぐらいなもので、是非とも日本にもこのような博物館を作ってもらいたいものだ。

 約1時間半程度見学した後、シャトルバスの乗り場へ向かう。途中、フェリー船着き場に立ち寄り、露天を冷やかしなが
ら13時過ぎには本船に戻る。

火薬やロケットは中国の発明であるということを至るところで説明している。
  
      ハンググライダーのシミュレーター               ジャイロの体験コーナー
  
NASAから提供された宇宙服とスペースシャトルの模型
  
         月着陸船のジオラマ                  スペースシャトルの実物大模型
  
スペースシャトルのコクピット。天井には数え切れない程のスイッチ板がありました。
  
入り口の吹き抜け天井にはいろいろな人工衛星が展示されていました。
  
香港文化センターでは結婚式が行われていました。
  
オーシャンターミナルと500軒の店が入っているハーバーシティ

九龍から香港島のセントラルを望む。本船は夕方にこの間を通過します。
  
九龍半島から香港島にかけて見渡すとビルだらけてその多さにビックリさせられます。
  
近郊電車。給電は第三軌条式ではなく、パンタグラフ式。
  
        シャトルバスはいすゞ製                  この道路を通って帰りました

 当初はもっと歩き回る予定でいたが、朝方の涼しさ(22度)はどこへやら日中は30度を超す暑さとなったため予定した
九龍公園はパスした。午後からはがらんとした船内で昼寝をしたり、シャワーを浴びたりして時間を過ごす。

 本船は午後7時過ぎにに九龍半島と香港島の間を通過し、ジャンクベイへ向かって再出航し、沖止めとなる。途中船
上から香港島の高層建築物を背景としたシルエットや右舷側の光と音の構成による「シンフォニー・オブ・ライツ」を見
るため早めにデッキに出て席取りをする。この催しは今回の船旅のなかで最高のショーであった。ということで本日のデ
ィナーはパス。

 この「シンフォニック・オブ・ライツ」は毎晩8時から15分間行われ、ヴィクトリア湾の夜景を演出するライトアップと音楽
のショーです。33の高層ビルに設置されたライトとレーザーが壮大な音楽とシンクロする様は一見の価値がある。

 本船でもシンクロされた音楽が流れており、どのような仕掛けかと思ったが、恐らくFM放送で音楽が流されているので
はないかと勝手に想像する。放送であれば、このショーのために停泊していた観光船や陸上の見物客もシンクロされた
音楽を聞くことが出来るはずだ。陸上や他船から見ると、恐らく本船も今回のショーの一翼を担ったのかも知れない。

光と音のファンタジーショー「シンフォニー・オブ・ライツ」
  
    19時、本船はモダンターミナルを静かに離岸        香港島が次第に近づいて来ます
  
次第に中環(セントラル)に近づいてきます

いよいよショーが始まります
  
明日はこの周辺を散策する予定
  
佳境に入りました

ショーも最高潮になり、あっという間に20分のショーが終了

九龍地区でもごらん通りの電飾の行列です
  
啓徳空港があったときには考えられない電飾です
  
本船はファンタジーショーの会場をあとに、今夜の投錨地であるジャンクベイへ向かいます

 香港の夜景は世界一いうけれど今回は海上から見ただけなので、あまり素晴らしいとは思えなかった。やはりビクトリ
ア・ピークへ登らないとその光景は無理なのかも知れない。二泊すれば見に行くことも出来のだが、残念ながら本船は移
動しながら、ライトショーを見物したため見ることが出なかった。

 それでも夜中のテンダーボート乗れば山頂からの夜景を見ることができると思うが、地理不案内の我々にとっては到
底無理な話である。もう少し英語力があればなとつくづく思う。

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