10月23日(月) ルーマニア・コンスタンツァ観光 気温20度 晴れ
本船は9時頃ルーマニア、コンスタンツァのトミス港外に到着し、接岸準備に入る。この港はルーマニアで最大の港で コンテナヤード、造船所、海軍基地などがひきしめ合っている。旅客ターミナルは本船が接岸すると一杯というのが1本 あるが、土産物屋が少ないのには参った。結局コンスタンツァでは何も買わずに終わってしまった。
この港は非常に賑やかな港です 前進、後進を繰り返している軍艦
この港は軍港でもあるらしく、多数の艦船がが停泊しておりました
コンスタンツァはBC6世紀頃ギリシャ人がこの地に要塞を築いたことに始まり、ローマ時代の支配下でますます繁栄し たという。この国は多くの国に侵略されていた歴史があり、最近まで独裁政治が続いていたが1989年の革命によって ようやく自由な共和国となり、来年はユーロ圏に入るという。
コンスタンツァはルーマニアでは第二の都市で人口35万人が住んでいるという。街はそれほど活気があるとは思えず 住居も壊れそうなものがたくさんある。しかし、ここの人たちは人が良さそうな人が多い。たとえば赤ん坊を抱いた若い夫 婦が話しかけてきたり、抱いていた赤ん坊まで愛想よく手を出して抱っこしてくれとせがまれたりした。
午後からオプションツアーに出かける。最初に見物したのは15世紀に活躍したイタリアのジェノバ商人達が建設したと いうジェノバの灯台である。高さが18mというそれほど高くはない灯台であるが、現在の灯台はレプリカと言うことであ る。
ジェノバの灯台 独裁時代はカジノであったという
次に古代博物館の前で説明があって、その後徒歩でイススラム様式の礼拝堂モハメド2世モスクを訪れる。最後にドミ ス遺跡公園を訪れた。ここにはギリシャ人の要塞跡がなどがあった。この後、市街の中心街へ行く人たちと別れ、我々 は古代博物館に戻り、3ユーロを支払って展示物を観賞した。主にローマ時代の遺物が展示されており、ガラス工芸品、 装飾品などは一見の価値がある。また大理石の彫刻品なども展示されていた。
考古学博物館
考古学博物館ではカメラ撮影料を取られるので展示物の写真は諦めました。看板にあるようなものが展示さ
れていました。
ローマ時代の遺跡 モザイク博物館
ギリシャ時代の住居遺跡 博物館
●ルーマニア正教の大聖堂
天国と地獄の絵
昨日に続いて今日も夕食時に出航したが、出航する際のあの振動と音は一体なんだろうと思うくらいひどい。ディナー 場所は船尾の6デッキなのだが、水を入れたコップなどは振動で逆立っていた。音と振動で折角のディナーも台無しであ る。ディーゼルエンジンの宿命なのかも知れない。巡航速度では至って静かなのだが・・・・・。
昨年乗船したクルーズ船はガスタービンで発電して電気推進していたいたので、振動というものが一切なく、それは快 適な船旅であったことが懐かしい。
前ページへ 次ページへ
|