4月2日(月) 14度 晴れ時々曇り

●リトルトン入港、クライストチャーチ観光

 本船はクライストチャーチ近郊のリトルトン港へ8時に入港。入港と同時にツアーが始まるので、6時には起床し、早
めの朝食を取る。この日の日の出は、話には聞いていたが太陽が水平線上に顔を出す瞬間にグリーンフラッシュを初
めて見ることができだ。エメラルド色のそれはきれいな現象でしたが、写真を撮る間もなく見とれてしまった。

   
     リトルトン港のあるガバナー湾の入口             グリーンフラッシュがきれいでした
   
リトルトン港に停泊中のサファイヤ・プリンセス

 リトルトンは小さな港町で商業港として栄えている。この港は昨日停泊したポートチャーマース港とよく似ている。目の
前にコンテナヤードがあり、鉄道も目の前の丘をぐるりと回っていたり、突き出た丘に建物がある所までそっくりである。
コンテナヤードに停泊したため、徒歩で埠頭を出ることができない。そのためシャトルバスがリトルトンとクライストチャー
チへ頻繁に出ていました。

   
リトルトンを出ると直ぐに長いトンネルに入ります

 ここでは我々はオプションツアーに参加して、最初に郊外にある農場を訪ねる。ここの農場で羊の毛刈りや、羊牧犬
よる羊のコントロールを見る。見学の途中でお茶、ケーキのサービスがあり、ニュージーランドの農家の姿を垣間見るこ
とができた。

 次にガバナー湾を望む山から南太平洋やクライストチャーチを望み、さらに山を反対側まで下りて、ガバナー湾の一
番奥まで下る。そこでUターンしてクライストチャーチの市街へ戻るというコースであった。

 車窓からクライストチャーチ市内の各所を車窓から巡り、大聖堂前で買い物タイムに入る。ここで市内に残る人たちと
別れて、13時過ぎには本船に戻り、軽く昼食をとる。

 ニュージーランドでは乗船する際には必ずパスポートの呈示が求められるのには参った。今までの船旅でパスポート
の呈示を求められた国は一カ国もなかったのに・・・・・・。

●カプランガ農場

農場まで牧場が延々と続いている。最近は牛、馬を飼う農家が増えたという。
  
      倉庫に農機具が飾っていました           日本人観光客専用牧場?日本語の説明板
   
羊の毛刈りショーは我が街でもやっております

400頭の羊を2匹の牧羊犬でコントールしています
    
    この犬はにらみがよくききます                こちらの犬は動きすぎてこの始末
    
高級毛糸がとれるアルパカ
   
ここでは現在住んでいる住居を開放して歓迎してくれました
  
奥さん手作りのクッキーとサンドウィッチ

●ガバナー湾の一番奥へ
   
このテレビ塔を越えるとガバナー湾の最深部があります。    山の上からクライストチャーチを望む

ガバナー湾の最深部

●クライストチャーチ市街

 クライストチャーチには、150年前のイギリス開拓時代をしのばせる建築物や庭園が今なお多く残され、「イギリス以外
で最もイギリスらしい街」と形容されている。また、ガーデニングが非常に盛んなことから「ガーデン・シティ」との愛称
も持っており、人口は約34万人と、オークランド、首都ウェリントンに次いで国内第3位の都市。

   
        日本車の多い国です                   市内を流れるエイボン川
   
         追憶の橋    第一次大戦中、兵士が市内にあった兵舎から、家族や友人に見送られながら
                   この橋を渡ってクライストチャーチ駅まで行進したという。
   
石造りの重厚な建物が多い

●ビクトリア広場界隈
   
観光用トラムが市内を一周しています
 
広場では名物おじさんの大声の紹介で大道芸が行われていました
  
広場の近くに大聖堂がそびえています。尖塔の青い部分は地震で崩れたという。

 ここにもありましたVDR(航海情報記録装置)
   
            本船のVDR                       「ギャラクシー」のVDR
 VDRとはVoyage Data Recorderの略称であり、航空機に搭載されているフライトレコーダやボイスレコーダと同様の働
きをする。「船のブラックボックス」とも呼ばれている。

 今日のディナーは大枚?20ドルを払ってイタリアン料理に挑戦した。30数種のフルコースで満足、満足。夕食の後
はショーをみんなで見に行くという。「オペラ座の怪人」という出し物で、これもどこかで聞いたようなショーである。

 ショーが始まるとやはり2年前に「レディアンス・オブ・ザ・シーズ」に乗船した時と同じである。恐らくプロモーターが同じ
なためにショーの出し物も同じと思われる。早々にシアターを後にする。同じショー見せられてはお話にもならない。「金
返せー!」
       
            7F サバティーニレストラン                20ドルのイタリアン料理
  
 前菜は全種類を一つずつ出ました       メインディッシュ          最後のデザートも豪華

     
なにッ!「オペラ座の怪人」、2年前に見たぞ

      
   月明かりの中幻想的な航海が続きます         防毒マスクを着けて後始末をしています

 ショーの帰りにデッキに出てみると久しぶりの快晴。満点星空と思ったら、月齢13位の月が煌々と輝いているため一
等星程度しか見ることことができなかった。南十字星を見つけようとしたが、残念ながら見つけることはできなかった。そ
の代わり南半球のオリオン座を見ることができた。明日はオークランド近くのリゾート他、タウランガに向け終日航海で
ある。

4月3日(火)  15度 晴れ時々曇り

●終日航海

 朝起きるとすでに日の出は過ぎていた。ウエリントンの近くを通過している。なぜウエリントンへ寄らないのか不思議で
ある。本船は北島の東海岸に沿って航行しているらしく、一日中、左舷側に陸地を見ることができた。

 9時から下船手続きの説明があって、その後、引き続いて厨房見学があった。資料によると出発前に110トンから11
5トンの食材を積み込むという。厨房は清潔そのもので手を洗わないで入ると大変なことになるらしい。それでも他のク
ルーズ船で食中毒が頻発したのが記憶に新しい。


本島の近くを北上しています

   
 6F パシフィックムーンダイニングで下船の説明会           6F メインダイニング

●厨房見学
   
厨房はすべてステンレス製で整理整頓が行き届き、清潔でした

食器洗いの第一行程
   
チリ一つ落ちていません
厨房のあちこちに歓迎の飾りがたくさんありました
   

   
18F スカイウォーカーラウンジへ通じる本船唯一のエスカレーター

14F ホライゾンコート

   
           船尾のジャグジー                        室内プール

 この頃になるとショッピングのバーゲンセールが始まる。船客の皆さんが鵜の目鷹の目で右往左往しているのを見る
だけで楽しい。

 午前中の残りは船尾にある船旅の定番デッキスポーツであるシャッフルボードをお母ちゃんと楽しむ。ルールがわか
らないのでカウリングのように交互にパックを打ち合い、その点数を競った。何かはまりそうであるがずっと立ち通しなの
で腰が痛くなり1時間余りで打ち止め。

 最後の終日航海なので皆さんそれぞれ一日をゆったりとした気分で遊んでいた。今日はほぼ快晴ということでプール
に入ったり、ジャグジーに入ったり、プールサイドで日光浴を楽しんだりしていた。しかし、快晴とはいえ、気温15度程度
でよく風邪を引かないものだと感心した。一応水泳パンツは持参したのだが、とてもじゃないが、プールに入る気にはな
れなかった。
      
シャッフルボード。やればやるほどハマリます。

   
本日のメインディッシュはロブスター。ウェイターがきれいに剥いてくれました

 本日は2回目のフォーマルである。皆さんきれいに着飾って歩き回っていたが、私としては船旅で一番堅苦しい、いや
な時間である。それでもネクタイを締め、馬子にも衣装という出で立ちでディナーに向かった。

 今日の最後の催し物は23時から行われる「シャンペンウォーターフォールパーティ」である。これは約700個以上
のシャンペングラスをピラミッド型に積み上げ、上からシャンペンを注ぐということで、一見の価値がある。とにかく時化で
なくてよかった・・・・・。

《シャンペンウォーターフォールパーティ》
  
約1時間かけて700個のシャンペングラスを積み上げました
  
この後、希望者は次々とシャンペンをグラスに注ぐことができました


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