●2004年6月21日 第1巻配本


 今回発刊されたバウンティは6月24日発行となっているが、北海道のド田舎では毎週土曜
日に配達される。最初の頃は配達がされるのが楽しみである。第1回目の配本を見ると前回
のカティサークと同じ位、少なさの部材である。

 しかし、本誌の方はカティサークよりも数段よくなっている感じである。また制作カードもずっ
とわかりやすいものになった。まあ大分改善されたなというのが率直な感想である。

 第1回目は作業用船台とキール、リブ、ヤスリである。まだ開封はしていない。前回フレーム
の狂いで、組んでからの修正に大変な苦労をしたので、今回はキールとリブが全部揃うまで
放置する予定でいる。それでも早く作りたくて気がせくが、作業としてはせいぜいキールの接
合と甲板材の接着くらいの作業にとどめることにする。

 バウンティはバウチと同じ方向で制作されるようで片舷が解放されて内部を覗けるタイプらしい。このような方法も面
白い企画である。中にブタとか山羊を入れようかなと思ったりする。

 なお、現在BSデジタルでエンデバーの航海記を放送している。レプリカであるがバウンティと同じクラスと思われるの
でこれからの制作に非常に参考になる。
 
 しかし、一寸腑に落ちないのは日本版は96週で終了予定らしいが、同じデル社のイタリアでは先行発売していて、同
じバウンティでも86週で終了する予定らしい。何故、日本版は10週ほど長いのはどういうわけなのだろう。もともと少
ない部材をさらに分割して金儲けというのは考えすぎか。




2004年11月26日

●2004年11月11日 第21巻配本で倒産のため終了。引き続きゴマフ仕様で制作予定。

 全体像が見えるまで手を付けないで、今まで様子見を決め込んで
いたら、11月24日にデルプラドが倒産した。

 一体これだけの部材をどうしてくれるのだと言ってみても倒産した会
社ではお話にならない。

 廃棄するのも惜しいし、何しろ2万円もすでに注ぎ込んでいるので勿
体ない感じがする。

 これからは設計図なしに独断と偏見で制作をしてみようかなと思っ
ている。幸いキールとフレームはすでに配布済みなので何とかなりそ
うな気がする。材料不足はDIYと100均で取り揃える予定でいる。

 いっそのことキットを買った方が簡単かも知れないが、何しろリタイ
ア組で、時間だけはたっぷりあるので時間潰しには格好の作りもので
ある。従って、これからの進捗状況は日記風にまとめていこうと思っている。




2004年12月22日

●資料収集と木型制作

 その後の掲示板を見ていると、配布が再開されるとか、返金されるとか、いろいろな情報が錯綜されて、混乱している
ようだが、当方は、これまでの21巻分の部材を元にして、あとはスクラッチの方法で進めていくことにしました。

 まず、そのためには詳細な設計図をいかに手に入れるかですが、田舎村氏のHPにいろいろな資料が集約されてい
たり、カティサークで知り合った方から詳細な資料を送って頂いたりした。、これを参考に早速、木型の型取り制作に入.
ことにした。


これだけの資料があれば鬼に金棒である


これはあちこちのHPにあったものを1/48の縮尺に合わせたものです。
色の付いたものは24号で配布されるはずだった船尾部分の写真を拡大したものです。


できれば船尾部分の配布が終了したところで倒産すればと良かったのにと思うのだが・・・。
とにかく船尾部分の骨格が出来ないと外板を張ることも出来ない。この形をイメージするためには
しばらく考えましたが、いろいろな資料を見て何とかここまで線を引くことが出来ました。
船尾部分が出来れば何とか外板張りまでたどり着けると思う。


船首部分の補強リブと船首の突き出し部分。
板の厚さが3ミリなので2枚を貼り合わせる予定。貼り合わせが終了したらヤスリで仕上げます。


このリブは船腹の右舷側の開放部に蓋を嵌める予定で作成しました。

 船尾部分は21号まで作成されていて立ち往生している方もたくさんいると思われますので、ゴマフなりの解釈で制作し
てみました。次回はこれらを裁断して仮組みの状態をアップする予定です。なおゴマフのバウンティはいまだに一切、接
着していないのが現状です。




2004年12月24日

●船尾部分の組み立て

 船尾部分に取りかかる時に倒産したため、このままでは外板も張ることが出来ない状態になるので資料を参考に組ん
でみた。ここまで組んでしまえば船の全体像が掴めるようになる。

                       22号から24号までの部材一覧(自作分)
  
 22号 ミドルデッキの左側部分     23号 ミドルデッキ右側部分     23号 船尾梁の底板

  
 24号 船尾船室の架台         24号 架台の支柱            24号 架台の前板

 
              24号 船尾梁の支持柱         24号 船尾梁

  仮組み
  
      21号までの仮組み状態。                   ミドルデッキ左側部分の設置。

  
      ミドルデッキ右側部分の設置。             船尾梁の底板をキールの角度に合わせる。
                                     そのためミドルデッキとの間に隙間ができ
                                     るので、あとでフィラーを挟める予定。

  
     船尾梁の底板を上から見る。               船尾船室の架台に支柱を嵌める。

  
     船室架台を底板の上に設置。               船室架台の前に前位置を設置する。
     これで船室が水平になる。

  
      船尾梁と支持柱を接着。                船尾梁と支持柱を船室架台に設置する。

  
       船尾梁を裏側から見る。                     船尾部分の側面。

 以上でデルプラドから出回っている資料(24号まで)はこれで終わった。これからは独断と偏見で作成していくことに
なる。21号まで既にに組んでしまって立ち往生している方はこの制作方法が参考になれば幸いである。ここまで出来上
がるとあとは一気に外板張りが出来るようになる。とくにデル直販の方は返金も不可能なので、めげずに頑張って欲し
いと願っています。




2005年1月9日

●上甲板のビームの作成とストリンガー(縦通材)の取り付け

 デルプラドのお知らせに、このバウンティの再販のことが発表されており、希望者が少なければ中止になるらしい。一
応、半信半疑でFAXで申し込んだが、果たしてどうなるやら・・・・。たとえ中止になっても制作は続ける予定でいる。心配
していた「まいくろクラフト」も今月下旬には営業再開らしいので、これで部品の調達は心配なくなった。

 前回作成したカティサークの時、フレームの修正に泣かされたので、今回は糊付けする前に全体を仮付けしてフレー
ムを修正する。さらに狂いが出ないようにストリンガーを追加することにした。

 また、船にシェアーラインキャンバーのついていないのはいくら模型といっても具合が悪いので、今回これらを付け
てみた。
  
   キールの接続は補強しなくても十分な強度が     上甲板のビームはキャンバーを付けて自作した。
   ありそうなので補強材は未使用。            中央で2ミリ程度凸型になっている。

  
 フレームにスティック糊で仮止めする。ストリンガー    フレームをキールに仮止めする。フレームの
 は3ミリの角材を使用して各フレームに通す。       上部に切り込みを付けてストリンガーを仮止め。

  
           船尾側から見る                        船首側から見る
  左右のストリンガーを通すことによってフレームの高低、左右のブレやねじれを修正することが出来る。
  ビームの中心線がきれいに揃っているのが写真でもわかる。この時、船首側と船尾側が高くなるように
  中央部のフレームに切り込みを入れて高さを修正する。

  
  仮組みが終了した全体像。このような形にすると    シェアーラインは中央部で約5ミリ下げている。
  相当頑丈になる。

 この仮組みで修正が終了した後、ストリンガーとフレームを固定する。上甲板のビームは船体内の処理があるので外
す予定でいる。ここまでの作業が終わると、いよいよ船体内部の作成に入ることになる。



2005年1月28日

 トライフィールドへFAXを送ったが正月休みのためか、なかなか繋がらない。
正月休みが明けてようやく電送することが出来た。

 間もなく左写真のような申込書が届いた。既に22号から24号分までの部品
は自作しているので、25号からの申し込みを同封の葉書で返送した。価格は小
冊子が付かないので30%オフの51、450円で一括納入するということらし
い。支払い方法も代引き、分割払いが出来るらしい。

 24日はトライフィールドから購入の確認電話があり、22号から24号は要らな
いのかという。ということはトライフィールドは書店組と直販組のデータを持って
いるようだ。

 当初は自作路線で行く予定でいたが、電話では申込者が毎日、相当いるらしいので再販決定ということである。田舎
では部品の調達も大変なので申し込みの確定をしたが、HPを巡回していると本当にまいくろクラフトが営業を再開して
いるのを見て、ガックリ。

 とにかく納入は4月ということなので、現在ある部材を少しずつ組み立てていけば暇つぶしには丁度よいあんばいであ
る。しかし、ドールハウスは残り全部購入すると10万円になるという。高いなー。

●フレームの接着とフレーム、中・下層甲板のニス塗り

  
 フレームと中、下層デッキ前、中、後にニスを塗る。色はチーク。ニスはいつも使用しているジェルカラーという製品で
ある。このニスは布で染みこませる方法でムラが出ず、しっとりとしたツヤが出るのでお気に入りの一つである。

 船室や仕切壁はブロックごとに完成させて、組み込むというのがゴマフ風の組み立て方法である。こうすると同じ作業
が一気に出来るので時間のロスがない。ニスは木目を生かすため透明のニスを使用している。

 @前部デッキに使用する船室。デルにしては合いは調子がよい。ほとんど修正なしで組むことが出来る。
 A化粧板板を貼る前のホールドウエル。
 B化粧板を貼った船室の障壁。
 C船倉の障壁。この障壁やデッキの筋はボールペンを使用した。筋彫りと黒色が着いて一石二鳥である。
 D上甲板以外のデッキ。
※Macさん済みません

  
   これまでニスを塗った部材。デッキは未接着       化粧板、透明ニスを塗ったホールドウエル

  
    後部デッキに設置する船室障壁                前部デッキに設置する船室障壁


    後部、中央、前部の下層、中層デッキ。木目を生かそうと思い透明ニスを塗ったが化粧板の色が
    濃いものから薄いものまであって所々まだらになった。これも味があって良しとしよう。なお中層
    デッキは既に3枚貼り合わせてある。このような方法でも幅が半分なのでフレームにうまくに嵌る
    ようだ。
  

 ここまで部品が揃うといよいよフレームにそれぞれの部品を接着する。また設計図にはカマドがあり、煙突が上部デッ
キからニョッキリと突き出ているのでこれも自作するつもりである。



2005年2月6日

●下層デッキの取り付け

  
   瞬間接着剤で2,3分押さえつけるとピッタリと     前部デッキの接続は重ね合わせてつなぎ目を
   キールに隙間なく接着できた               目立たなくした


                          中央部の下層デッキ


●前部・後部下層デッキの接着

  
   前部下層デッキはあらかじめ障壁2枚を接着      障壁に下駄を履かせることなくピッタリと
   して船体に組み込む                    収まった

  
        後部下層デッキ取り付け                 前部下層デッキの取り付け

●船室の取り付け

  
    前後船室の取り付け。少しの修正で収まった。化粧板は木目を説明書の横張り指定をやめて
    縦に貼り付けた。この方が見映えがいいようだ。


                      上から見た下層デッキの全体像
      前方から全体を見る
  
       前後部の船室ドアの取り付け
  



 ●船尾フィラーの取り付け
 
 キットのフィラー指定通り取り付けたが、これだけではあの複
雑な船尾部分を表現するのは大変と思われる。

 予定としてはフレーム11番、12番の間にバルサ材を詰めて
形を整えるつもりです。

 なお船長室の切り欠きは蛇軸を通すためのものです。上下を
残したのは船長室を装着する時の角度を決めるために残しま
した。
 
 次回はミドルデッキの接着船長室の接着をする予定。




2005年2月17日

●ミドルデッキの取り付け

  
   ミドルデッキを載せるビームを取り付ける        あらかじめ1枚にものに仕上げてあるデッキを
                                   取り付ける。半分なので簡単に取り付けることが
                                   できた
●船尾周りの作成
 
 付属のフィラー材では微妙な船尾の曲線を出す自信がないので11番,12番フレーム間にバルサ材を詰めて形を整
えた。

  
   バルサをブロックに小分けして貼り付ける            カッターで大まかに削り出す

  
   フレームに沿ってサンドペーパーでスリスリするが、出来上がったものを見るとどうも形が設計図と
   違うようだ。このまま条板を貼ると前のフレームとうまくつながらないことがわかった。

●修正後の船尾まわり

  
   凹面から凸面に修正する。12番フレームはすっかり埋もれている。この形であれば10番フレーム
   との合いもいいようだ。帆船は船首と船尾の形がきれいに出来ないと台無しなので慎重にならざる
   を得ない。これだけ太らせておけば後で修正する時にも楽である。

  
  この角度は空母のバウにそっくりである            各フレームは条板を当てて修正する

  
   船尾の障壁を立てる。前部に化粧板を貼る。        まだ各フレームの微調整が必要です

 次は船首の曲線周りを手がける予定でいる。ここまで作成すると再販の25号に繋がることになるが、納入されるのは
4月の予定なので、しばらくはお休みすることにする。

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