9月21日(月) ボルティマオ 25度 晴れ

 今日は今回初めてのテンダーボートで上陸し、旅行社のオプションツアーに出かける。。「ラーゴス・サグレスとサ
ン・ビンセシテ岬めぐり」と銘打ってユーラシア大陸の最南西端を見物してきた。

 ボルティマオがあるアルガルヴェ地方は、ジブラルタル海峡の入口にあり、地中海に面して約160Kmの海岸線
が続く。年間を通じて温暖で、夏でも平均気温24度であり、すごしやすい。そのためリゾート地として多くの人が集ま
ってくるという。
やっとロッテルダムから1300マイル航海してきました。
  
今航海初めてのテンダーボートによる上陸をしました。
  
ボートを海上に降ろすため係が操作していますが、随分と時間がかかります。
これでは緊急時の脱出に間に合うのか心配になるところです。
  
ドテッパラのギャングウエイの扉を開けてパイロットがこの船で帰りました。
その後、我々もここからテンダーボートで上陸しました。
  
        テンダーボートの内部                港内にはフリゲート艦2隻が係留中
                                   2隻とも左側に傾いていたのはなぜかな?

                           今回の見学コース              Googleより

ボルティマオの市街地。新しい建物が多い。

●ラーゴス
 ラーゴスは、古代、カルタゴ人によって築かれて以降、から大西洋・地中海交易の主要な港として発達してきた。大
航海時代初期には、先駆者ジル・イアネス(1434年にアフリカのボジャドール岬に到達)をはじめ、ここラーゴスの
港から世界へ続々と探検船が出帆して行ったという。

 アルガルヴェ地方の知事を務めていたエンリケ航海王子も、ここに住まいをかまえていた。また1576年から17
56年まではアルガルヴェ地方の首都でもあった。現在は、漁業の町からリゾート地へと変貌しつつある。

  
新しく街作りが進んでいるためか新しい建物が多い
  
レプブリカ広場は現在工事中
  
この地方もイスラムの装飾模様(アラベスク)が多く見られる。

歴史地区の眺望
ムーア人?が建設した城壁。相当古そうに見えました。

 サンタ・マリア教会はレプブリカ広場に面して立っていて、かつてエンリケ航海王子の棺が納められていた(今は
バターリャの修道院に移されている)。広場の反対側には、奴隷市場がありました。

  
      レプブリカ広場のエンリケ航海王子               サンタマリア教会
  
サンタマリア教会内部。外観よりきれいに整備されておりました。
  
教会付近の建物。あまり手入れが行き届いていないようです。
  
奴隷市場の建物。思ったより小さな建物でした。
ここの奴隷市場はヨーロッパで最初の奴隷市が開かれたところです。
現在は地元の画家のギャラリーになっていました。
中心部のジルエアネス広場です。小さい街なので数時間あれば全部見ることができる。
  
  犬が死んでいる?いいえ昼寝をしているだけです       広場近辺は観光客で一杯でした

●サグレスとサン・ビンセシテ岬
 サン・ビセンテ岬はユーラシア大陸最南西端にある岬ですが、ポルトガル自体がユーラシア大陸の最南西にある
ので、ロカ岬とともにこの栄誉を受けるのはまあ当然かも知れません。岬までは荒涼たる土地が続き、人家が点在
する寂しい場所でした。

  
ラーゴスからPiedade岬まで観光列車(ミニトレイン)が出ていました
  
サグレスの街並み
  
浜辺はきれいに整備されております
  
      この下にあるレストランで昼食                野生の大きなアロエです

サグレスの漁港全景
  
タコやロブスターが獲れるらしい

ザグレス郊外にあるレストランで昼食をとりました
  
中々感じのよいレストランでした
レストラン内部
水槽に巨大なロブスターが
この魚がメインに出されました
前菜も美味しいかった
これがあの巨大魚の唐揚げ
ポルトガルの菓子は甘すぎ

 ザグレス要塞はエンリケ航海王子が航海学校を設立し、天文学、数学、地理学、航海学などの研究をすすめ、
大航海時代への道筋をつけたところと言われているが、航海学校の設立については、疑問視されている。

 航海学校は15世紀はじめの創設だという。当時は帆船の港があったらしい。 岬の周りは断崖になっていて、大
西洋の荒波が打ち寄せるらしいが、今日は白い波頭も見えない大凪の状態でした。

 サン・ヴィセンテ岬はユーラシア大陸の西南端の地。岬の名前の由来はスペインのバレンシア地方で殉教した
聖ヴィセンテの遺体を乗せた船が、この岬に流れ着いたという伝説にもとづく。聖ヴィセンテはリスボンの守護聖人で
もある。75mの絶壁の上に灯台が立っている。

  
サン・ヴィセンテ岬。崖の先端に二人おります。コワーイ!
  
    断崖絶壁のアベック。何を語っているのか    今回の観光バス。ヨーロッパのバスはバックミラー
                                 に特徴があります。まるでウサギの耳みたいです。
  
   海岸のあちこちに遺跡があるようです        これは珍しい傘型アンテナ。船舶用と思われます。

ザグレス要塞跡地全景
  
     サン・ヴィセンテ岬が遠望できる。        パスポートを見せるとシニア料金で入場できました。
  
ザグレス要塞跡地内にある礼拝堂
  
面白いモニュメントがありました。風を受けてボーボーと音が鳴っていました。

やたらと大きな方位盤。これで方角を知ったらしい。
●帰路の風景
  
帰りがけ見つけた大きな壺工場。一体何に使うのかは不明です。
  
   ボルティマオ市内は結構大きな建物が多い         このテンダーボートで帰船しました

●今宵のディナーは有料レストラン
 今日のディナーは20ドル支払ってピナクル・グリルでイタリアン料理を楽しみました。さすが有料ともなると部屋か
ら高級感があります。皆さんフォーマルに着飾って続々とグリルの席に着きました。

 着席してテーブルを見るとグラスから食器まで高級感のあるもので、さぞかし美味しい料理が出てくると思いきや、
とんでもないものが出てきた。とくにメインの肉は真っ黒けの固まりであった。焼き方を間違えたのなら、もう一度焼き
直せと言いたい。しかし、全員の肉が真っ黒焦げなので、それがこのグリルの仕様なのかなと思ったが、味もいつも
のレストランの方が美味しい感じであった。

 皆さんに聞くとやはり味はイマイチということであったが、まあ高級グリルの雰囲気に20ドル払ったと思えば良しと
する。それであれば20ドルは一寸高かったなーというのが感想。

  
       皆さんフォーマルでグリルへ集合               グリルの雰囲気もよい
  
        食器類も高級感がある                 メニューも紙質から違っていた
  
ところが出された料理の不味かったのには参りました。真っ黒焦げの肉(右)

  
  階段踊り場にある寄港地の盾   エレベータはこの奧にあります      もしかしてウサギ?

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