9月17日(木) ル・アーブル パリ市内観光 17度 曇り
本船は一晩かけてフランスのル・アーブル港に定刻の8時半に入港。今日は「パリ市内終日観光」のツアーに
参加した。アーヴル(Havre)はフランス語で港を意味し、ル・アーヴルは本来「優美なる港」という。
ル・アーヴルは、第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦ときに激しい爆撃によって、破壊され、その後、第2
次世界大戦が終結した後に、建築家オーギュスト・ペレによって、ル・アーヴルの街は見事に復興された。この復興
活動は、破壊前の都市構造を再現することと、現存する重要建築物を保存することを両立させた点で、優れていると
いう。 その業績によって2005年7月に中心市街地がユネスコの世界遺産に登録された。いわばコンクリートの芸
術が世界遺産にされたという珍しい遺産です。
ル・アーブル港。何かしらひっそりとした港町です。
奧に見えるのがサン・ジョセフ教会 港にはフェリーが1隻停泊しているのみでした
この港はパリから流れてきたセーヌ川の川口(右岸)に位置しております。
●パリ市内へ出発
ル・アーブルからパリまで片道300q程の道のりで、往復すると昨日の航海と同じくらいの距離に相当する。フラン
スの高速道路は有料らしく、所々に料金所がある。また最高時速は130qで日本の高速道路と比較すると同じよう
な構造なので日本も130qでも良いのではないかと思った。
田舎の風景を見ながら一路パリへ向かう。約3時間ほどで現地に到着し、バスで市内各地を見物。13時過ぎによ
うやく昼食となる。その後、エッフェル塔の見える広場で下車し、しばらくその辺の露店や近くの店屋を散策して帰路
についた。
オプショナルに出発するときはシアターに集合してから順番にバスに乗り込みます。
ノルマンディー橋の上流にあるタンカルヴィル橋
タンカルヴィル橋からセーヌ川を望む。セーヌ川も川口近くになると川幅が広いです。
世界一周を目指している間寛平さんも8月26日にこの橋を走ったという。
この辺は見渡す限りの平原で山一つ見ることができませんでした。畑が延々と続きます。
突如現れた工場群。内陸にこのような化学コンビナートがあるのを初めて見ました。
●パリ市内観光
オー!ここが夢にも見たパリか(嘘です)。ヨーロッパには何回も来ているのだが、未だにパリは見たことがなかっ
たので、大いに期待してオプショナルツアーを申し込んだ。実際に来て、見物すると、他のヨーロッパの都市とあまり
違わなかったというのが感想です。
今回の現地のガイドはフランス訛りがひどく、こちらは英語も碌にわからない上にひどいフランス訛りで説明されて
は何が何んだがさっぱりわかりません。恐らく英語圏の連中も理解するのに難儀していていたに違いない。
パリに着いてもバスからの観光に終始して、下車したのはたったの2回しかなく、名所をゆっくりと見ることはできな
かった。市内を全部回らなくてもいいから、どこかを集中して見せて貰いたかった。従って、パリ市内の写真は車中
から撮したのがほとんどで、場所、建物がほとんどがわからず仕舞いでした。
この橋を渡ってパリ市内へ入りました。
これがかの有名な シャンゼリエ通り
凱旋門も間近で見ることができました このような狭い道でも駐車できるとは羨ましい
コンコルド広場からルーブル美術館を望む エッフェル塔の遠景
●花のパリ市街あちこち
●セーヌ河畔 「♪巴里の空の下セーヌは流れる♪」のメロディが流れてきそう
セーヌ川河畔
あまり地元の人達は見かけないようです
これらの建物はアパートらしいが一体、家賃は如何ほどでしょうか?
今は最高裁判所として使われているコンセルジュリーですが、フランス革命(18世紀後半)
には、貴族や革命家がこの建物に幽閉され、最後の時を送った建物としても有名です。
あのマリーアントワネットもここに幽閉されていたという。
あちこちでお上りさんの集団を見かけました セーヌ川沿いの骨董品屋
パリジェンヌはおしゃれと聞いたのだが・・・・ 騎馬警官を見つけまた
セーヌ川沿いには露店がズラリと並んでおります。また貸自転車が市民の足となっているようです。
ルーブル美術館
カルーゼル凱旋門 サンジャック塔
ポンピドーセンターは重さを支える柱などの構造や、建物の共用部分である電気・水道・空調などの配管、
階段・エスカレーターが外部にむき出しになっている。外観は現代的を通り越して前衛的であり、建物自体が
ひとつの芸術作品であるといえる。映画「僕の伯父さん」の超モダンな邸宅を思い出しました。
ノートルダム寺院。ここでは映画「ノートルダムのせむし男」を思い出した。
これらの建物はアンヴァリッドはルイ14世によって退役軍人のために建てられた廃兵院。ドーム教会、
軍事博物館、ナポレオンの墓から成る。17世紀には傷ついた退役軍人役5,000人以上が収容された。
グランパレは1900年のパリ万博のメイン会場だったところで、今は美術館になっている。
サント・ジュヌビエーヴ聖堂(パンテオン) ブルボン宮。荘厳な建物です
リンドバーグも見たエッフェル塔。シャイヨー宮の広場から望む。
東京タワーと比較すると確かに時代かかった鉄を多用した塔でした。
シャンゼリエ通りから少し離れたレストランで昼食をとりました。
●パリの食事は最高! 「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる 」
昼食にしては中々の豪華版でした。おまけにワインは飲み放題でしたが
まさか真っ昼間から酔っぱらうわけにもいかず、2杯で打ち止めにしました。
さすがパリのレストランです。雰囲気がとてもよかったのは収穫でした。
昼食後も市内をあちこちを走り回って、夕方5時過ぎに帰路につく。本船へ戻ったのは7時半頃になったため、ディ
ナーには間に合わなかった。そこでリド・レストラン(ビュッフェ)で夕食をとり部屋へ戻る。本船は定刻の9時にはリス
ボンに向けてル・アーブルを出航。明日、明後日は終日航海となる。
今日は不運と幸運を一度に経験した。それは今回もデジカメとムービーカメラを持参したのだが、それらのカメラ
の予備バッテリーをバッテリーケースに入れ、それをカメラケースの紐にマジックテープで留めていたが、交換のため
取り出そうと思ったら、バッテリーを入れたケースがないではないか。ガガーン!ガックリ!どこかで落としたらしい。
一瞬、顔が青ざめた。旅行前に1万円も出して購入したのに・・・・・。予備がないといつもバッテリー残量を気にしなく
てはならないのは憂鬱である。
それでも気を取り直して、いつ頃、落としたかをよく考えてみた。確かに乗船するまで付いていたような気がするの
で、もしかしたら船内で落としたかも知れないと思い、船のインフォメーション行ってバッテリーが届いていないかを聞
いてみたら、何と届いていたではないか。バンザーイ!。こんなことがあるなんてとても信じられなかった。
前回のクルージングではベトナムでバッテリーを落としたこともあり、今回で2度目での紛失である。どうも歳のせい
か学習効果が効いていないのは我ながら情けない。全くオソマツ君を絵に描いたような一幕でした。
今晩からタオル折りが始まりました。ディナーが終わると毎日これだけの資料が入ります。
リスボンへ入港するまで二晩かかる予定。
前ページ 次ページ
|