10月4日(日) 成田着 18:00

 帰りは東回りなので時間の経つが早い。あっという間に夜が明け、成田にはすでに日も暮れた、定刻の18時に到
着した。折角、昼行きなので窓側に座りたがったが、指定されたのは通路側で外の写真を撮ることができなかった残
念至極。

 成田へ到着して入国審査も終わり、さぁーこれからおみやげが一杯詰まったバックを受け取りましょうと手荷物引
取場でマイバックが出てくるのを待つ。最初の1個は無事引き取ることができたが、あと1個が中々出てこない。

●ロストバケージに遭う
 ついにターンテーブルには2.3個のバックがグルグル回っているのみになった。係がきて「278便のバックはす
べて出ていますが、お客さんのバックは出てこないのですか?」と尋ねてきたので「はい、まだ出てきません」
言うと「それではこちらへどうぞ」と言いながらAFのカウンターへ案内された。ここの端末から荷物の預かり証を見
ながらチェックしたところ荷物預かりのデータがデータベースに載っていないことが判明した。「これってロストバゲ
ージですか」と聞くと「そのようです」との答え。ガガーン!。データベースに登録されていないのでどこにあるか
も不明だという。

 そういえばアテネでのチェックインの時、端末の調子が悪かったことを思い出した。もしかしたらあのとき登録され
なかったかも知れない。しかし、スーツケースにはしっかりと成田行きのダクが結びつけられたのを確認していたの
だが・・・・・。原因は今も不明です。とにかく書類を書いてその場を引き下がった。

 帰宅してから航空会社から電話があり、現在、捜している最中ですのでもう少し待ってくれとのこと。しかし、スーツ
ケースの中には何が入っているとか、鍵の番号を教えろとか、大変な目に遭う。帰宅しても本当に戻るのか心配であ
った。大抵の場合はどこに行った位はすぐわかるらしいが、今回は受け付けていないという端末の答えなので一層
心配であった。

 1週間経ってから航空会社からようやく連絡が入り、スーツケースが見つかったという。ヤレヤレ。結局、スーツケ
ースはアテネに置き去りになっていたらしい。送られてきた荷物を見ると、しっかりと航空会社の封がされた状態で帰
ってきた。

 それほど飛行機には乗らないのにロストバケージに遭うとは結構、頻繁に発生しているのかも知れないことがよく
わかった。このようなことは、こちらでいくら気をつけてもどうにもならない。「運を天に任せるより仕方がない」とい
うのが結論である。それにしても行きのロストでなくてヨカッタというオソマツ話でした。

  
B777によるAF278便は長駆11時間半を飛行して18時に無事定刻に成田に到着したのだが・・・・
  
楽しかったはずがロストバケージになり、ションボリしながらホテルへ向かう
何かしら夜の成田空港が、もの悲しい景色に見えてしまうのは気のせい?

10月5日(月) 成田〜羽田〜旭川〜我が家へ

 一夜明けて昨日のことはすっかり忘れて(嘘です。内心はガックリ)、一路、我が家を目指して9時半にはホテルを
チェックアウトし、羽田に向かう。リムジンバスは高いので、いつもの電車で羽田に向かう。乗る度に思うのだが、もう
少し成田〜羽田間のダイヤを考えて貰いたいものだ。京成が早ければ京急が遅い。京急が早いと京成が途中まで
各停であったり、両方で意地悪をしているようなダイヤ構成である。これも北総線が全線開通すれば解消されるかも
知れないが、今度は運賃が高くなりそうである。

 昼少し前に、羽田に到着し、ここであまり美味しくない生寿司を食べ、その後、ターミナルで最後のお土産を購入し
ながら時間を潰す。あとは出発ラウンジで飛行機見物。14:30発JA1113便で旭川へ帰る。予定より少し遅れて
到着したが、我が家には18時には到着し、今回の旅行も無事終了した。

  
いつものホテルから第1ターミナルを望む。いつも思うのだがこのホテルは空港内ある感じです。
  
隣の機内食会社の自動車には空港内用ナンバーが着けられています。
   
ホテルとTFKは同じ系列という。道理で似た感じの建物である。
  
帰りは第1ターミナルから京成に乗り、羽田へ向かう。
  
   もっと早い羽田直通便ないものか。必ず1回は     押上から地下鉄に入る直前にスカイツリーの
  乗り換えがある。来年の新線開通で直通電車が     工事現場を見ることができた。
  運行されるのが楽しみである。

 押上駅へ向かう電車内から東京スカイツリーの巨大な工事現場を見ることができた。まるでビルを建てているよう
な様子であった。東京タワーの建築時はいかにも鉄塔を組み上げているという感じでおったが。新タワーの基部は東
京タワーのように裾野が開いていないようです。完成図を見てもほっそりとしたタワーのようで、この太さで大丈夫な
のかなと思ったりしている。この日見た塔の高さは、約100mくらいまで成長しているようだった。

 東京スカイツリーは、自立式の電波塔としては世界一になるという。最初の計画では約610メートルと公表したが、
中国・広州で建設中の電波塔が610メートル、米シカゴで計画されている超高層ビルが609メートルということで、
高さを再検討し、当初の計画より約20メートル高い634メートルになるという。しかし、ドバイの「ブルジュ・ドバイ」ビ
ルは完成時には700メートルを超えるというから、この塔も完成時には世界2番目ということになるらしい。

  
JAL1113便で旭川へ向かう。羽田の4本目の滑走路が大分できあがっているようだ。
  
         すれ違う旅客機発見             下北半島の尻屋崎が見える。向い側は北海道
  
3週間振りに旭川空港に戻ってきた。気温は14度くらいで、この時期としては暖かい。

 この旅行記は10月下旬から書き始めて約4ヶ月にもなってしまったが、最後までお付き合いをしてくれた皆さんに
お礼を申し上げます。
《終り》 2010/03/05 

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