本船は定刻の予定よりも早く１２時には済州島の南部に位置する和順港へ到着した。この港はとても小さく、漁港
に毛の生えたような港であった。埠頭は結構立派なものであったが、本船はその岸壁には着岸せずに岸壁の目前
で沖止めなった。何故沖止めにするのか不明であるが、恐らく水深が浅いのか、港の近くに発電所があり、その施
設の専用岸壁なのかのどちらかであろう。従って本船から桟橋までの数百メートルをテンダーボートを使用した。

　済州島は東シナ海に浮かぶ韓国最大の島で、１２０万年前の溶岩噴出によってできた火山島。人口は約５５万人、
面積は１８４５km2。１５世紀初めごろまでは耽羅という王国があった。美しい自然環境とカジノ、ゴルフ場、極上のホ
テルなど整った観光施設がありあります。

　１３時にオプションの「済州島南部ハイライト」に参加する。今回初めてのテンダーボートを使用して上陸する。桟
橋が目と鼻の先なので５，６分で桟橋に到着。

　岸壁では地元のおばさん達が民族衣装と踊りでお出迎え。おまけに飲料水まで貰った。いかに韓国は観光に力を
入れているかがよくわかる。ここからロッテの免税店まで無料バスが出ており、ほとんどの人達はそのバスに乗り込
んていたようだ。

　我々は観光バスで最初に、アジア最大の植物園である如美地植物園を訪れた。園内の屋内施設では、約２０００
種もの熱帯・亜熱帯性植物を観賞することができます。屋外には、韓国をはじめ、日本、イタリア、フランスなど各国
の庭園を模したコーナーもありました。

　その後、ロッテの免税店で買い物してから、「薬効ある水流」という意味を持つ薬泉寺を訪れた。単一寺院として
は東洋最大を誇る薬泉寺は、多くの仏教徒がその水を求めて立ち寄るという。次に、石柱が海岸線に重なり合って
いる大浦海岸柱状節理帯を見物。ここは、済州政府によって天然記念物に指定されています。

　今日は済州島南部の名所を３カ所回り、１８時頃帰船し、そのまま９階のビュッフェで夕食を摂る。その後、出航風
景を見物したが、定刻の１９時より４０分あまり遅れて本船は最終寄港地釜山へ向かう。

　早めの昼食。本船もあちこちに仏像が飾っています。　　　　　１１時頃から済州島が見え始めました

　　　　　　　　タグボートのお出迎え　　　　　　　　　　　　　　　　　　　港には発電所がありました

　　　　　　　　　　　植物園入口　　　　　　　　　　　　　　　　　　　温室が素晴らしい。奧の建物は展望台

　　　　　　　　立派なホテルでした　　　　　　　　　　　　　　　　　　　玄関横にあった見事な馬

　　　　　　　　　　免税店入口　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　このマスコット一緒に写真をどうぞ

　　　　　ここの柱状節理は大きさが同じです　　　　　　　　　　　　　　コンベンションセンター

　　　　　　この近さで何故接岸しないの？　　　　　　　　　　　　　　　　　乗客待ちです