3月31日(木) 香港1日目 薄曇り 20度

 本船は7:30には九龍半島にある尖沙咀ハーバーシティのオーシャン・ターミナル(海運大厦)岸壁に接岸し
た。前回のクルージングでは当初は今回と同じく、オーシャン・ターミナルの予定であったが、急遽変更になって、モダ
ンターミナルのコンテナ専用ヤードに接岸した。そこからシャトルバスで今回接岸したオーシャン・ターミナルまで運行
していたので、これでオーシャン・ターミナルは二度目の訪問となった。ここから香港島のセントラル(中環)へは10分
程度のフェリーで行くことができる。

 香港のオーシャン・ターミナルは非常に便利で楽しいところです。まずその位置が香港随一の繁華街であることと、
ターミナルビルは巨大なショッピングエリア内にあり、近くには多数の高級ホテルも存在しています。

 また目と鼻の先に尖沙咀と香港島を結ぶスターフェリーがあり、マカオへ行っているフェリーターミナルも近くにあり
ます。本船からは香港島を撮影することができるベストスポットで、夜景も落ち着いて撮影できました。

 我々は前回のクルーズで見たいところはすでに見終わっているので、今回はターミナル付近を散歩へ出かけるだけ
にした。下船してからフェリー乗り場付近の店屋を冷やかして歩いたり、近くの公園で一休みしてから、ハーバーシテ
ィ(海港城)の商店街をぶらついて、本船に戻り昼食を摂る。

 午後からは明日の下船のため荷物の整理を始めた。何しろ明日は4時前に起床して下船準備に入るという強行軍
の一日が始まるので、できるだけ早く荷物をまとめるにこしたことがない。それでも16時前にはすっかくり片付いて、
いつでも下船できる用意はできた。

 
今クルーズの総距離は約4700qの航程であった
パイロット(水先案内人)が本船に乗り移り、着岸まで指揮をとります

左が香港島、右が九龍側
次第に香港島が大きくなってきます
懐かしい風景が見えてきました
香港島の中環(セントラル)付近

ヴィクトリア・バーバーを行き来する船
縦横斜めと縦横に小型船が走り回っています。これでよく衝突しないものだと感心するばかりです。

◆オーシャンターミナルに接岸

本船は転回せずに接岸。前方を見るとまるでビルにぶつかるような感じでした。
 
ターミナルの窓に本船が映っていて移動するのがよくわかります。我が家も映っています。
 
接岸の様子。舫綱をフォークリフトで引っ張っています。桟橋は2番を使用。
 
朝食と昼食。これでも太り気味になります。
 
            ゴルフ練習場                   お決まりのシャッフルボード

この信号旗の意味がわかれば船乗りとしては一人前です
 
本船から望む香港島
 
        我が家は一番左端です                 いかにも香港らしい船です
 
香港空港へ向かう着陸機(右)と離陸機(左)
啓徳空港だったらこんなに高くは飛行しません。

九龍側から香港島を望む

このフェリーはどっちが前だか後ろだか区別がつきません
 
        アンカーのお化粧中               船首のコブ(バルバスバウ)が見えます

本船も今日で見納めになります
 
次の航海に向けて資材の積み込みが始まりました
 
本船に横付けしている船は燃料補給船です
バスターミナルは二階建てバスばかりです

◆九龍パブリック・ピアー
  
         クロックタワー                    ピアーから本船を望む

九龍パブリックピアーにはきれいな花が一杯です
 
名前のわからない鳥が近くまで寄ってきて餌をねだっているようでした

スターフェリー桟橋付近の商店街

香港島のセントラルを望む

九龍パブリック・ピアー全景

海港城は香港でも1,2を争う大きなショッピングモールなので、覗いてみるだけでもおもしろい。
前回のクルーズではこのあたりはクリスマスツリーが飾ってあったのを思い出した。
 
     燃料を補給中。重油の臭いはすごい          こんな小さなクレーンを見つけました

おおー!香港にも北海道ブランドの牛乳があるとは驚きです。
今後も原発事故の影響で輸入が止まらなければよいのだが・・・・。

◆クルーズ最後のディナー
 
メインはムール貝と肉料理です
 
メインを食べ終わった頃突然ディナー会場が真っ暗になり、司会がこれから
「ベイクアラスカパレード」が始まることを告げ、いつものイタリア民謡が流れ始めた。

♪♪赤い火を吹くあの山へ 登ろう登ろう
そこは地獄の釜の中 のぞこうのぞこう
登山電車が出来たので 誰でも登れる
流れる煙は招くよ みんなをみんなを
行こう行こう火の山へ 行こう行こう火の山へ
フニクリフニクラ フニクリフニクラ
誰ものる フニクリフニクラ
行こう行こう火の山へ 行こう行こう火の山へ
フニクリフニクラ フニクリフニクラ
誰ものる フニクリフニクラ♪♪
 
音楽と共にウエイター君が持ってきたのは火山を模したケーキでした。

これで会場は一気に盛り上がりました
 
ケーキは噴火を表すローソクを立てています。これを各自に切り取ってサービスされます。
 
ところが4分1ほど余ったので残り全部を私の皿に・・・・
とても食べ切れるものではありません。遂にさじを投げました。

◆光と音のファンタジーショー「シンフォニー・オブ・ライツ」

前回もこのショーを見物したが、今回のショーはイマイチの感じであった。
前回は本船がこの時間に合わせ、満艦飾に飾って航行してジャンク・ベイへ向かったものでした。
その時は船内の音楽も光に同調しており、それは素晴らしい演出でした。
しかし、残念ながら今回は音無しで、パフォーマンスも前回と比べて貧弱だったようです。

もう少し派手さが欲しいところです

知ってか知らぬか観客も少なかった

尖沙咀側でも光が出ていました。観客はご覧通りほとんどおりません。

 明日は午前中に乗客全員を下船させ、午後には新しい乗客を乗せ次の航海に出るという。我々のツアー会社の1
1人はそれぞれ希望到着地が異なるので、添乗員も大変である。福岡、大阪、東京、北海道とそれぞれ全国に散ら
ばっているので、帰りの飛行機も福岡空港、関西空港、成田空港、羽田空港に別れて帰ることになった。

 本来であれば下船港は大阪港なので、皆さんはそのつもりで帰りの手配をしていたが、船会社の予定変更(震災)
で香港から日本までの交通費は船会社負担となっている。その飛行機のeチケットの手配は日本人コーデネィターが
窓口になっているらしい。彼女曰く「団体なのになぜ一ヶ所で解散しないの。各人ばらばらの空港手配なので、これに
は参りました」とボヤいていた。

 我々夫婦は旭川便の接続の関係から皆さんとは別に一足早く、羽田に向かうことになった。東京組も当初は羽田
到着のeチケットをもらっていたが、この便が突然キャンセルになり、夕方到着の成田空港へ振り替えられて、文句タ
ラタラであった。恐らく羽田便はあまりにも朝早くの下船なので、遅い便にしたのかも知れない。さらに福岡空港組は
台北で乗り換えなければならないという悲惨な帰りとなった。


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