オーストラリア・ニュージーランドクルーズ

          
  

 3回目のクルーズは南半球のオーストラリア、ニュージーランドを回ってきた。乗船した船は長崎で建造された「サファイ
ヤ・プリンセス」である。この船は以前長崎を観光していたとき三菱造船所で艤装中であった。あの時はこんな豪華客船
に乗ってクルーズに出かけたいものだと思っていたが、まさか現実になろうとは予想もできなかった。

 船旅も3回目ともなるとすっかり慣れた感じでどのような景色が見られるのか、乗船する前からワクワクした気持ちであ
った。今回の旅行も日記風にまとめてみた。

3月22日(木)
 朝8時に我が家を出発。旭川空港には余裕を持って1時間前に到着し、カウンターでマイルのタダチケットをゲット。
JL便は定刻10:10離陸し、羽田では右、左に旋回して間隔調整し、ディズニーランドを見ながら東京カーブで思い切り
左旋回。16Lに無事着陸。着陸してから機は第一ターミナルまで走る走るでようやくたどり着く。

 今日は明日の成田出発ための前泊。宿泊した所は昔、東京に住んでいた頃、疎開でお世話になった湯河原の知人宅
である。到着すると久しぶりの再会で大歓迎を受ける。今日は富士山が見えるから伊豆山まで見に行こうという。飛行機
からはシーリングが悪くて富士山は見えななかったと言っても、下界はこんなに晴れているから見えるはずと言って無理
矢理出発する。

 案の定、伊豆山ではシーリングが悪く、かすかに中腹辺りが見える程度であった。帰りにMOA美術館を回り、熱海市
内を久しぶりに見物する。市長が財政破綻すると言う通り、昔の面影は全く無くなっていた。大きなホテルが空き家にな
っていたり、取り壊しの真最中である。商店街もシャッター通りになっていた。とにかく観光客が少ないのには驚いた。

 その後、湯河原に戻り、湯河原梅林へ行く。未だに梅の花が残っていたのにはビックリ。近くでは満開の桜もあるという
のに・・・・・。夜は近くの店で海鮮料理をご馳走になった。

3月23日(金)
 今日はシドニーへ向けて出発の日である。集合時間は午後5時であるが、お母ちゃんが横浜の中華街を見たいという
ことで、湯河原を沼津発の普通電車に乗ったのだが、湯河原ではすでに座る座席はない状態である。結局、お母ちゃん
のみ小田原まで立つ羽目となった。その後、次々と乗客が乗り込み、横浜まで満員の状態が続いた。考えてみれば東京
から小田原付近まで民家が軒並み続いており、満員電車が出るのもうなずける。

 横浜で中華街を見物しながら、公園で中華饅頭を食べて、京急で成田に向かう。成田では今日、北海道を発った仲間
と落ち合い、20時発QF22便に乗り込む。定刻には出発できると思いきや、いつまで経っても動く気配がない。結局ド
アが閉められてから30分以上も経ってからようやくプッシュバックし、ぐるりと空港内を一回りして、ようやく離陸した。遅
い機内食を食べてから眠りにつくがなかなか寝付かれないまま、ウトウトするのが精一杯であった。

 
         今回の旅行コース                    乗船したサファイヤ・プリンセス

写真をクリックするとその場所が閲覧できます
日       程
23 成田空港出発→空路、シドニーへ
24シドニー市内観光 (オーストラリア)

 独特のフォルムで有名なオペラハウスや美
しいアーチのハーバーブリッジ、開拓時代の
趣を残すロックスなど、建物と海が調和した
美しい港の風景を眺めます。

午後、サファイアプリンセス乗船、出航
25 終日、太平洋クルージング
26 メルボルン (オーストラリア)

  英国情緒溢れる洗練された街。メルボルン
は鐘を鳴らしてのんびり走るトラムも名物。
洗練されたブティックや美術館も充実。また郊
外へ足をのばすと蒸気機関車や多くの庭園、
ビーチなど様々な観光スポットを楽しめる。
 
27 終日、太平洋クルージング
28 ホバート タスマニア (オーストラリア)

 島全体が国立公園のようなタスマニアの州
都です。ホバート市内はアンティークショップ
やレストランが並び美しい庭園も楽しめます。
ワイナリーツアーや野生動物公園、フェリーで
自然の宝庫ブルニー島へ向かツアーなどが
あります。
29 終日、タスマン海クルージング
30 終日、タスマン海クルージング
31 フィヨルドランド国立公園クルージング
 
 ニュージーランドを代表する3つのフィヨルド
を始め、多くのフィヨルドの集まるフィヨルドラ
ンドは陸路では行けない深い森と2000m級の
険しい山地に囲まれた地帯。アザラシなどの
野生動物のほか、ミルフォードサウンドでは
滝や美しい山並みが望めます。
 ダニーデン (ニュージーランド)

 スコットランド移民によって作られたダニー
デンではビクトリア調の美しい街並みやネオ・
ゴシック調の優美なラーナック城、そしてクラ
シックな列車に乗り美しいオタゴ湾沿いに街
を眺める列車ツアーなどがあります。
 クライストチャーチ (ニュージーランド)

 「庭園の町」クライストチャーチではオックス
フォード大学クライストチャーチ校出身者が建
設した英国以外で最も英国らしい街です。郊
外の公園や、植物園、バラ園巡りやワイナリ
ーへのツアー、汽車ツアーなどがあります。
 終日、南太平洋クルージング
 タウランガ (ニュージーランド)

 ニュージーランドでも有数の美しいリゾート
地です。山と海に囲まれた自然と温かい人々
に触れ合うことができる環境は、これこそまさ
しくニュージーランドといった感じです。
 オークランド入港 (ニュージーランド)
 オークランド市内観光

 中心地には毛皮やアンティークショップが並
び、庭園も多くあるニュージーランド最大の都
市です。

 オークランド発→シドニー経由で帰国の途
 成田着後、入国・通関の後、解散


3月24日(土) 30度 晴れ後、大荒れ

●シドニー観光、サファイヤプリンセス乗船

 日付が変わる夜半頃にはオーストリア本土に入っているのはずだが、下界は真っ暗で何も見えない。時折、街の小さ
な明かりが見えるので、確かにオーストラリア本土上空を飛んでいることがわかる。明るくなって地上が見え始めると畑
が延々と広がっている。以前、西海岸のパースへ行ったが、あの時の広漠たる風景とは大分違う。時差2時間(夏時間)
あるが、現地時間8時過ぎに無事シドニーへ到着。

 シドニー空港は国内用と国際専用の2本の滑走路を持つ空港であるが、ハブ空港としては少々小さい感じがする。
着陸は国内線のダッシュ8と仲良く同時着陸。入国検査と荷物検査に手間取り、迎えのバスに乗れたのは1時間以上も
経ってからで、もう少しスムーズに検査が済むようにならないものかと思う。

 シドニーはオーストラリアで最大の都市で、ニュー・サウス・ウェールズ州の州都。人口は約400万人、港湾都市として
知られる。メルボルンとともに、オーストラリアの経済、交通、流通、文化の中心で、世界でもっとも美しい都市といわれ
る。
  
   ビルが林立しております      オペラハウス近くに停泊中の艦艇       オペラハウス

  
    英国調の建物が多い       大都市にはタワーはつきもの     ベランダの飾りが素晴らしい

 シドニーは秋に向かっているとはいえ、今日は30度を超す残暑であった。バスで市内を二三箇所立ち寄り、12時頃本
船へ乗船し、昼食を取る。どの船の食事の内容は似たり寄ったりで、げんなりである。食事の後は旅装を解いたり、部屋
でゴロゴロして旅の疲れを取る。

サファイヤ・プリンセスのデータ
        総トン数 115875トン  全長 290メートル  全幅 50メートル(船腹37メートル)
       航海速力 20.7ノット  乗組員  1120名  客室数1337室  乗客数 2670名

    一日に消費される食料
        鶏類 820s    仔牛 180s     牛 950s     羊 210s   豚・豚製品 450s
        小麦粉 770s   サラダ 730s    小エビ 140s   マヨネーズ 130リットル
        パスタ 230s   じゃがいも 900s  野菜 1130s   スープ 2500リットル
        アイスクリーム 410リットル         コーヒー 2140リットル

 21時、予定通りシドニー港を出港する。この頃になると雲行きが次第に悪くなり、気温も急激に下がり始め、時化の中
の出航となった。我々の部屋は14階なので眺めは非常によく、オペラハウスシドニーハーバー橋をこれだけ近くか
ら眺められるのはクルーズ船の醍醐味だろうと思う。シドニーハーバー橋では相変わらず観光客が登っているのがよく
見えた。

●本船から見たシドニー市街
  
本船からのシドニー市街を望む
  

 出航して岸から数百メートルも離れると立ってるのが大変なくらい、猛烈な風が吹いていた。おまけに雨も混じり始めた
ので早々に部屋に戻り、すぐにベット入る。旅の疲れもあってか、船の揺れも気にすることなく、ぐっすりと寝ることができ
た。

●出港風景

  
強風下の出港。それでも結構な人だかりでした。
  
港外に出ると大波が襲ってきました

3月25日(日) 曇り一時雨

●終日航海

 本船はメルボルンへ向け航行中で、本日は終日航海である。快適な航海を期待したのだが、昨日からの大波が今日
も依然として収まる気配がない。船内情報によると波の高さは4M〜6MでVery rough、風は30ノット以上ということであ
る。

 それでも本船は11万トンの巨体にものをいわせて国電(古い!)並みの揺れで収まっているのは不幸中の幸いである。
午後から少しずつ風も収まりつつあって、波も次第に小さくなってきたようだ。

  
5Fアトリウム・ロビー 弦楽四重奏の演奏
  
    アトリウム・ロビーから各階を見る              船首にあるシアター(狭かったなー)

 13時から「ピアノマン」というショーを見ようとシアターへ出かけたのだが、どうしたわけか映画を上映していて、ショーを
やるような雰囲気ではない。一体どうしたものかと思ったら、荒天のため休演になったという。あの揺れの中でダンスを
踊るのはちょっと無理な話である。その代わり「The Queen」(日本近日公開) という映画を上映していた。当然字幕
無しであるので帰ろうかとも思ったが、内容が面白くて結局、最後まで見てしまった。英語がわからないので筋を理解す
るのが大変であったが、それでも画だけでも大体の筋がわかるのは不思議である。ショーの方は夜の部2回公演するの
で、その前半を見ることにした。

 15:00現在、ちょうどシドニーとメルボルンの中間地点を航海中。時化も大分収まってきた。プールは一日中、網を張
って泳げない状態であった。今日の波の高さはvery rough → rough → moderate → slight,webletと目まぐるしく変化して
最終的には静穏な航海となりホッとする。

 夕食前に船長主催のウエルカムパーティーに参加したが、この形式は船会社によって大分違うようだ。一番楽しかった
のは最初のロイヤルカリビアンの船旅が印象に残っている。

 その後シアターで催される「ピアノマン」を見に出かける。このショーはどこか
で聞いたような感じがあるのだが、どうしても思い出せない。

 開演するとなんと2年前の「カリブ海・パナマ運河クルーズ」で見たショーと
同じではないか。衣装が少し違うだけで、筋書きは全くそっくりである。三回もク
ルーズに参加すると同じショーを見る確率が高くなるかなと思ったりしたが、これ
にはただビックリするばかりであった。

 途中で席を他の人に席を譲り、船室に戻りシャワーを浴びてぐっすりと寝込
む。


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